テクニカル分析の用語のひとつで、典型的な売りのシグナルともいわれています。
株価チャートは短期・中期と長期の2~3指標で描かれることが多いです。前者の場合は5日線や25日線があり、これらは短期的な株価の動向を見るのに役立ちます。
一方、後者は75日線が代表的で、長期的な株価動向を見るのに役立ちます。このなかで特に、長期的動向を示すチャートに対して、短期・中期動向線を示すチャートが上から下に突きぬける状態をデッドクロスと呼んでいます。これは長期的には上昇していた株価が、反転して株価が下落し始めていることで発生する現象です。この状態で株式を持ち続けていると、その資産価値が下がってしまうため、売った方が良いという意味で典型的な売りのシグナルといわれています。
逆の言葉としてゴールデンクロスというものもありますが、これはデッドクロスとは逆の現象を指し、株価が底入れから上昇に転じることで示現することから、保有銘柄の資産価値の向上が期待できます。