IRとは、「Investor Relations(インベスター・リレーションズ)」の略称であり、株式や債券の投資家、債権者や投資分析を行う証券アナリストを相手に、企業が自社の事業内容や財務内容、そして経営成績などを開示することを目的とした企業活動のことを言います。
かつては、あまり重要性が浸透されていませんでしたが、近年では市場原理の浸透とともに金融・証券市場に向けての情報発信機能としての重要性が高まってきました。PR(パブリック・リレーションズ)が顧客に対する自社の商品の宣伝をすることが目的であるのに対して、IRは投資家や債権者に対して企業そのものを紹介することを目的としています。
多くの企業では、自社の企業ホームページに掲載しており、おおよそ5年分以上の財務活動や経営活動の資料を参照できるようになっています。