FOMCは、連邦公開市場委員会と日本語では訳され、アメリカ合衆国の金融政策を決定する委員会のことです。
日本での日銀金融政策決定会合と同じようなものです。
年に8回会議が行なわれ、各地区の連邦準備銀行の景況報告(ベージュブック)やFRB調査統計局が提出する経済報告(グリーンブック)などをベースに議論し、メンバーの多数決(投票)によって、政策金利の利上げ、利下げといった政策方針が発表されます。世界経済への影響が大きいため、世界が注目する会議となります。金融市場は、この会議の声明文の内容によって金利がどうなるかを判断するため、会議の3週間後に公開される議事録より、会議の直後に出される声明文のほうに注目が集まります。
委員会は12名の構成員で成り立っており、その内訳はアメリカの中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)の理事7名、ニューヨーク連銀総裁を含む地区ごとの連邦準備銀行総裁5名で構成されております。