ECBはユーロ圏17か国の中央銀行で、1998年6月1日にフランクフルトで業務を開始しました。欧州中央銀行(European Central Bank)の略称で、世界の中でも重要な位置にあります。
ユーロ圏の物価の安定や経済政策の支援を目的とし、ユーロ圏の統一的な金融政策のための公開市場操作や資金貸付機関、預託期間などの業務を行っています。
物価の安定を一番の目標にしているため、インフレの動向に大変敏感です。政策変更は日本銀行よりも素早く対応します。
しかし、為替の介入については成功率が低そうな場合は大変慎重になります。また、インフレの目標水準は「2%以下で、2%近くにする」とされて大変曖昧になっており、インフレターゲットを取り入れるべきだなどの批判があがっています。