円高になっても利益になるってどういうこと?

第3回
円高になっても利益になるってどういうこと?

一般的な外貨建て金融商品は、円安にならないと為替差益を得ることができません。ところが、FXは円高になっても為替差益を得ることができます。また、為替差益以外にも、利益が出ることがありますので、ここではその仕組みについて解説していきます。

円高でも為替差益が得られるとは、どういうことなのですか?

外貨預金等では手持ちの円を外貨に換える「円を売って外貨を買う」という取引を行います。この場合は円安・外貨高が進まない限り、為替差益を得られません。

これに対してFXは、「円を売って外貨を買う」だけではなく、「円を買って外貨を売る」という逆の取引も可能です。つまり、円高・外貨安が進むなかでも為替差益を得ることができるのです。

例1
現在1ドル=100円であるが、今後円安が進行すると想定し、ドルを買い、
1ドル=110円に上がったところで売却すると利益になります。
例
現在1ドル=100円であるが、今後円高が進行すると想定し、ドルを売り、
1ドル=90円に下がったところで買い戻しをすると利益になります。

上記のようにFXの場合は、円安、円高、いずれの方向でも為替差益を狙うことができますから、それだけ投資の選択肢が広がることになります。

外貨預金の場合は「利息」がつきますが、FXでも利息はつくのですか?

「利息」は発生しませんが、それに類似した「スワップポイント」を得ることはできます。スワップポイントとは、金利の異なる通貨を取引・保有した場合に生じる「金利差相当額」のことです。

FXは、ある通貨を売ると同時に、ある通貨を買うという取引を行うわけですが、その両通貨の金利水準の違いによって、スワップポイントを受け取ったり、支払ったりします。金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売ると「受取り」になりますが、金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買うと「支払い」になります。

解説図

スワップポイントはいつ発生するのですか?

FXのスワップポイントは、日々発生するものなので、そのポジションを持ち続けている日数に応じて毎日受け取ることができます。そのうえ、外貨の普通預金に比べて、FXのスワップポイントは高めであることが多くレバレッジをかけて大きな取引を行えば、その分だけスワップポイントの収益も増えます。

商品 金利
FX スワップポイントが日々発生
外貨預金 満期時に受取り
※中途解約の際、適用金利が変更となり、
当初契約時の適用金利とは異なる場合がある。

スワップポイントは取引を始めた時点の金利差が適用されるのですか?

外貨預金の場合だと、投資期間中に取引している両通貨の金利水準が逆転したとしても、一応、利息は発生します。ところがFXのスワップポイントは日々の金利情勢によって常に変動しています。

つまり、金利水準が逆転すると、スワップポイントが「収益」から「コスト」に変わってしまい、証拠金を目減りさせる要因になりますから、取引する両通貨の金利水準は注意して見ておく必要があります。

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