外貨を小額(少額)で取引するには?

第2回
外貨を小額(少額)で取引するには?

「外貨投資」の方法としては、外貨預金、外貨MMF、外貨建て債券など様々な方法があります。こうした商品と比較してFXにはどういうメリットがあるのか、また取引する際に注意が必要な点は何か、ということについて考えてみましょう。

外貨投資にはどういう方法があるのですか?

代表的な外貨建て金融商品
■外貨預金  
■外貨建てMMF  
■外貨建て債券  
■外国株式
■外国為替証拠金取引(FX)

外貨建ての金融商品は、上記のようにさまざまな種類があります。その中でも、外国為替証拠金取引は、通称「FX(Foreign Exchange)」とも言われており、ここ数年個人の投資家の間で非常に人気の高い商品となっています。

FXは小額からでも取引できるって聞いたけど?

他の金融商品との一番大きな違いは、少ない手元資金で大きな額の取引ができるということです。具体的には、レバレッジを最大の25倍(個人の方が当社でお取引した場合)に設定した場合、取引金額に対して4%の証拠金を担保として預けるだけで良いのです。 たとえば、1万米ドルを売買するのに最低必要な資金は、1米ドル=100円であれば100万円の4%、つまり約4万円となり、この4万円を証拠金として預ければ、取引ができるのです。

解説図

証拠金について教えてください。

証拠金とは、投資元本ではなく、あくまでも取引を行うための担保のことです。FX取引では、取扱業者に、担保として証拠金を差し入れることで、取引をすることが可能となります。

最低取引単位で取引する場合、証拠金がどのくらい必要(個人の方が当社でお取引した場合)であるかについて、当社で取扱いをしている岡三オンラインFX(くりっく365)と、岡三アクティブFX(店頭FX)を例に説明します。

【岡三オンラインFX(くりっく365)の場合】
岡三オンラインFX(くりっく365)の場合、取引単位は1万通貨単位(取扱通貨ペアにより一部異なります)となっており、1万通貨あたりの証拠金は、東京金融取引所が毎週算出している証拠金基準額で決まります。算出金額は算定基準日から5日間さかのぼった為替レートの1日あたり平均と、通貨ごとに定められた百分率が何%かによって決まります。

例
米ドルで10,000米ドル取引する場合
計算対象期間5日間の米ドルの為替レート
81円22銭 81円04銭 82円15銭 82円70銭 81円69銭
計算対象期間5日間の米ドルの為替レート81円22銭
81円04銭
82円15銭
82円70銭
81円69銭

レバレッジ 5倍 25倍
百分率 20% 4%
最低証拠金 817,600×20%=163,520
千円未満は切り上げの為、164,000円
817,600×4%=32,704
千円未満は切り上げの為、33,000円
レバレッジ 百分率 最低証拠金
5倍 20% 817,600×20%=163,520
千円未満は切り上げの為、164,000円
25倍 4% 817,600×4%=32,704
千円未満は切り上げの為、33,000円

つまり、岡三オンラインFX(くりっく365)の場合、レバレッジが最大25倍の設定だと3万3,000円で最低取引単位の1万米ドル分を売買できるわけです。

【岡三アクティブFX(店頭FX)の場合】

岡三アクティブFX(店頭FX)の場合、取引単位は1,000通貨単位となっており、1,000通貨あたりの証拠金は、算定基準日から5日間さかのぼった為替レートの終値の平均と、証拠金率(個人:4.0%、法人:1.0%)によって決まります。

例
米ドルで1,000米ドル取引する場合
計算対象期間5日間の米ドルの為替レート
81円22銭 81円04銭 82円15銭 82円70銭 81円69銭
計算対象期間5日間の米ドルの為替レート 81円22銭
81円04銭
82円15銭
82円70銭
81円69銭

レバレッジ 5倍 25倍
百分率 20% 4%
最低証拠金 81,760×20%=16,352
百円未満は切り上げの為、16,400円
81,760×4%=3,270
百円未満は切り上げの為、3,300円
レバレッジ 百分率 最低証拠金
5倍 20% 81,760×20%=16,352
百円未満は切り上げの為、16,400円
25倍 4% 81,760×4%=3,270
百円未満は切り上げの為、3,300円

つまり、岡三アクティブFX(店頭FX)の場合、レバレッジが最大25倍だと3,300円で最低取引単位の1,000米ドル分を売買できるわけです。

レバレッジとは何ですか?

預け入れた証拠金よりも大きな金額の取引ができることを「レバレッジ取引」といいます。つまり、少ない手元資金で、大きな額の取引ができるのです。

ただし、同じ為替レートの変動でも、レバレッジのかけ方によって損益が大幅に違ってきますので注意が必要です。 例えば、1米ドル=100円のとき、100万円で1万米ドル買うとレバレッジは1倍です。その後、1米ドル=99円まで円高が進んだとすると、1万円の損失が生じます(下左図参照)。

一方で、レバレッジ25倍の場合は、100万円で25万米ドル(円換算で2500万円)の巨額の取引ができます。しかし、1米ドル=99円まで円高が進んだとすると、25万円の損失が生じます(下右図参照)。

つまり、レバレッジを高く設定すると多くの利益を得る可能性もありますが、多くの損失を被る可能性もあります。

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