権利付き最終日の大引けの時点で、株式を持っていると配当金や優待をもらうことができます。配当金は企業が得た利益の一部を株主に還元する意味合いを持つもので、長期保有目的で株式を買う人にとってはかなり重要です。
どの企業の株式を持っていれば配当金を多くもらえるのか見極めるのには、配当性向の数字を見てみるといいでしょう。配当性向は税引き後の当期純利益に占める配当金の割合を示す概念です。配当金総額を税引き後当期純利益で除することで算出されます。その数字に100を乗じることで、パーセントで表すことができ、大抵の上場企業は20~30パーセントくらいの数字です。配当性向が大きい企業は株主を大事にしていると評価できます。
しかし、発展途上の企業は株主を大事にしていても、利益を配当に回す余裕がない、または企業価値向上のため利益を投資に回すため配当性向が低くなってしまうことがあります。