信用取引の活用方法

信用取引の活用方法

1. 株価の下落リスクを抑えて株主優待を手に入れる

株主優待

「株主優待」を目当てに優待銘柄を購入したら、権利落ち日に株価が下落してしまい、損をしてしまった...。このような権利落ちによる株価の下落リスクを抑える方法として、「つなぎ売り」という投資手法があります。

「つなぎ売り」とは、保有する現物株につき一時的な株価下落が見込まれるとき、現物株を売却するかわりに保有する銘柄と同じ銘柄を同株数空売りすることです。 「つなぎ売り」を活用することで、権利落ちによる株価下落リスクを抑え、株主優待を手に入れることができます。

手数料、金利、逆日歩などの諸経費は別途かかります。

株主優待ピックアップ

お取引のイメージ(A銘柄)

例)A銘柄を現物で保有していて、2014年9月30日がA銘柄の権利確定日の場合
権利付最終日:2014年9月25日 権利落ち日:2014年9月26日

お取引のイメージ(A銘柄)

ある銘柄の権利付最終日である2014年9月25日に、持っている現物株と同数の信用新規売り(つなぎ売り)を行い、権利落ち日である2014年9月26日に信用の買戻し、もしくは現渡(売り建玉を現物の株を差し入れることで決済すること)を行うことにより、価格変動のリスクを 抑えて株主優待を手に入れることができます。

  • 信用取引にかかる手数料、金利、逆日歩などの諸経費は別途かかります。
  • 信用取引の現渡取引時には、取引手数料はかかりません。
  • 実際にお取引をされる場合は、事前に個別銘柄の株主優待情報より権利付最終日などをご確認ください。

2. 信用取引だからできる投資手法で、投資戦略の幅が拡大

買いと売りを組み合わせて取引することで、リスクをヘッジしながら利益を得るなど、現物株の取引だけではできなかった取引手法を駆使できるようになります。

岡三ネットトレーダープレミアムの分析チャートを使って裁定取引

信用取引を使った裁定取引(アービトラージ)

信用取引を使った裁定取引(アービトラージ)

株価の理論価格からの歪みに着目し、信用取引を利用し、ローリスクで利ざやを稼ぐのが裁定取引(アービトラージ)です。

一時的な需給の不均衡により、市場価格(株価)が理論価格から離れることがあります。いずれは理論価格に収束すると考えられますが、この一時的な価格の歪みを収益チャンスと捉えるのが、裁定取引つまり「鞘取り」と呼ばれる手法です。
ここでは合併時の理論価格の歪みを例にとって説明します。

例えば、A社とB社が3カ月後にC社(合併比率は1:1)として対等合併する場合、両社の理論上の株価は同一でなければなりませんが、合併発表後のA社の株価が1,000円でB社の株価が1,100円といったように開きがあった場合、裁定取引のチャンスです。

この場合は以下のように買いを入れます。

A社 1,000円 買い
B社 1,100円 売り

合併後の価格と売買時の価格との関係は以下のとおりです。

1. 合併後C社の株価が900円になった場合

A社株の損失:100円
B社株の利益:200円

トータルでの利益:100円

2. 合併後C社の株価が1,050円になった場合

A社株の利益:50円
B社株の利益:50円

トータルでの利益:100円

3. 合併後C社の株価が1,200円になった場合

A社株の利益:200円
B社株の損失:100円

トータルでの利益:100円

このようにどのケースになっても利益が一定に保たれています。
裁定取引は「割安なものを買い、割高なものを売る」ことで、リスクを減らして利益を得ることができます。

手数料、金利、逆日歩などの諸経費は別途かかります。

ここでポイントとなるのは、1,000円、1,100円というA社株とB社株の価格が3カ月後にC社として同一の株価になることが、裁定取引を行う時点で全て確定していることです。

信用取引だからできるペアトレード

岡三ネットトレーダープレミアムの相対チャートを使ってペアトレードにチャレンジしてみよう!

同業種の株価は、似た推移をする場合が多い

株価は、同業種の場合、似た値動きをすることが多々見受けられます。以下は半年間の野村ホールディングスと大和証券グループ本社の株価の値動きを、岡三ネットトレーダープレミアムの相対チャートで重ねて表示したものです。

2014年5月~2014年11月の野村ホールディングスと大和証券グループ本社の株価の比較

岡三ネットトレーダープレミアムの「相対チャート」を使えば、好きな銘柄や指数を簡単に比較することができます。

売りと買いをセットで注文を出します

「買い」または「空売り」のどちらか一方だけの場合、株価が思惑と反対の方向に動けば損失となります。
これに対し、似たような株価の動きをする2つの銘柄について、割安な銘柄を買い、割高な銘柄を空売りするのがペアトレードです。

ペアトレードでは、常に二つの銘柄を一緒に売買します。片方を「買い」もう片方を「空売り」しておくことで、相場全体の動向にかかわらず、利益の追求を目指します。「空売り」は信用取引を使う必要がありますが、「買い」は現物でも信用でもどちらでもOKです。

相場全体が一方に動いても、「売り」「買い」どちらかでは利益が期待できます。

ペアトレードの取引例

【例1】価格が離れたときを狙う

【例1】価格が離れたときを狙う

似た値動きをする2銘柄でも、何らかのタイミングで株価が離れる場合があります。
このときに、再度株価が近づくことを期待して高い方の銘柄を空売り、低い方の銘柄を買います。
株価が近づいたときに反対売買を行えば、相場全体が下落していても利益を上げることができます。

株価が離れた際のペアトレードの取引例

手数料・費用・税金は考慮していません。

【例2】一時的な銘柄の強弱を予想して株価が離れそうな時を狙う

【例2】一時的な銘柄の強弱を予想して株価が離れそうな時を狙う

似た値動きをするといっても、相対的な銘柄の強弱によって株価が一時的に離れることがあります。相対的に上がりそうな銘柄(好材料として株価に反応しそうなニュースが出た銘柄など)を買い、相対的に下がりそうな銘柄(競合銘柄など)を空売りすることで利益を出す戦略です。
相場全体が下落しても、銘柄間の強弱で株価が離れていけば、その差分で利益を上げることができます。

トレンドが発生した際のペアトレードの取引例

手数料・費用・税金は考慮していません。

ペアトレードの組み合わせは多種多様

ペアトレードは、業種だけではなく、指数との組み合わせなど、色々な組み合わせを考えることができます。
岡三ネットトレーダープレミアムの相対チャートを使って、色々な組み合わせを探してみてみましょう。

日経平均やTOPIXも、ETFを使えばペアトレードに使うことができます。株式と同様に、証券取引所で取引できるので空売りも可能です。

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