レバレッジ型・インバース型とは

レバレッジ型・インバース型とは

レバレッジ型・インバース型の商品とは

レバレッジ型とは、原指標(TOPIXや日経平均など)の日々の変動率に一定の倍率を乗じて算出されるレバレッジ型指標に連動する運用をする商品となります。例えば、TOPIXブル2倍上場投信(銘柄コード:1568)は、TOPIXの値動きに対し日々2倍の値動きをするように設計されたETFであり、通常のETFとは異なる特性を有しています。

また、インバース型とは、原指標(TOPIXや日経平均など)の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出されるインバース型指標に連動する運用をする商品となります。つまり、原指標とは逆の動きをするように設計された商品と言えます。例えば、TOPIXベア2倍上場投信(銘柄コード:1356)は、TOPIXの値動きに対し日々-2倍の値動きをするように設計されたETFとなります。

レバレッジ型、インバース型ともにマーケットが予測どおりに動けば、大きなリターンを得られる可能性がありますが、一方マーケットの動きが予測から外れた場合、大きな損失を被る可能性もありますので、特に何倍型といった商品での運用をする際には注意が必要です。

保有している間は原指標に対して常に同じ倍率で推移するのですか?

レバレッジ型・インバース型は日々の変動率に対し何倍となるように算出されているため、前営業日と比較するとその変動率は原指標の何倍となりますが、2営業日以上保有した場合は、複利効果により、原指標に対する倍率は変動することとなります。特に、上下動を繰り返すような相場状況が続く場合は、複利効果により、レバレッジ(インバース)効果が逓減していくという特性がある点には注意が必要となります。
相場上昇局面、相場下落局面、相場が上昇・下降をしながら推移する局面については下記も合わせてご確認ください。

相場(原指標)の上昇局面ではどのような動きをするのですか?

レバレッジ型、インバース型ともに2倍で設定されたETFを例に説明します。以下は、基準日を100として、原指標(日経平均やTOPIXなど)の値動きとETFの基準価額の値動きをわかりやすく説明したものです。(実際の値動きを示したものではありません。)

前日との騰落率比較では倍率は一定となっていますが、基準日との騰落率比較では倍率が変動していることがわかります。特に上昇局面ではレバレッジ型は複利効果により上昇幅が拡大していることや、インバース型では複利効果により下落幅が逓減していることが見て取れます。

相場(原指標)の下落局面ではどのような動きをするのですか?

レバレッジ型、インバース型ともに2倍で設定されたETFを例に説明します。以下は、基準日を100として、原指標(日経平均やTOPIXなど)の値動きとETFの基準価額の値動きをわかりやすく説明したものです。(実際の値動きを示したものではありません。)

前日との騰落率比較では倍率は一定となっていますが、基準日との騰落率比較では倍率が変動していることがわかります。特に下落局面ではレバレッジ型は複利効果により下落幅が逓減していることや、インバース型では複利効果により上昇幅が拡大していることが見て取れます。

相場(原指標)が上昇・下降をしながら推移する局面ではどのような動きをするのですか?

レバレッジ型、インバース型ともに2倍で設定されたETFを例に説明します。以下は、基準日を100として、原指標(日経平均やTOPIXなど)の値動きとETFの基準価額の値動きをわかりやすく説明したものです。(実際の値動きを示したものではありません。)

原指標が3日後に基準日の水準に戻ってきている反面、レバレッジ型・インバース型ともに基準日の水準を下回っていることがわかります。上記のような相場状況の場合は、複利効果により、原指標と比較してレバレッジ型・インバース型のETFのパフォーマンスが逓減して行くという特性が見て取れます。

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