裁定取引
同じ価値のあるモノを違う場所で手に入れる場合、その場所によって価格が異なる場合があります。このような価格のゆがみは頻繁に見られます。
例えば、自動販売機のジュースは150円ですが、店舗に入ってジュースを買えば100円で買うことができるといったようなことです。このように市場のゆがみによって価格差が生じ、その価格差のゆがみを利用して利益を稼ぐ方法を裁定取引といいます。
投資商品でも広く行われており、裁定買いや裁定売りといった言葉もあります。このような取引は昔から行われています。例えば、大航海時代に西洋でさまざまな物品を調達し、その物品を東洋でより高値で売るといったことが行われていました。この場合、東洋では西洋の物品を入手することは非常に難しいので価格のゆがみが大きく、当時の商人は大きな利益を上げることができたといいます。このような方法も裁定取引の一種です。
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