株式・証券関連用語集

景気動向指数は景気の方向性を示すディフュージョン・インデックス（DI）と、大きさを示すコンポジット・インデックス（CI）に分かれます。これらをあわせて見ることで、景気がどのような状況にあるのかを把握するのに役立ちます。

政府では以前まではDIを中心に公表していましたが、現在ではCIを中心に公表するようになりました。DIとCIはそれぞれ、先行指数と一致指数と遅行指数を組みあわせることで算出しています。

先行指数は消費者態度指数や耐久消費財出荷指数、東証株価指数など12項目のデータから作られます。一致指数を算出する元になるデータは、中小企業売上高や有効求人倍率など11項目です。遅行指数は完全失業率や法人税収入など6項目から算出されます。CIは基準となる年を100とした場合の数字で表されます。DIは各指数に関して改善と横ばいと悪化の3つに分け、改善している項目数だけプラスし悪化している項目数をマイナスとします。横ばいの項目は0.5としてカウントし、項目数で割った数字が公表されます。

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