投資信託ってなんですか?

第1回目
投資信託ってなに?

投資信託とはどのような商品なのですか?

投資信託は、株式やFXとは異なる性質を持つ商品です。通常、株式やFXは、投資家が自分で選んだ銘柄や通貨を、マーケットを通じて直接取引します。しかし、投資信託は運用の専門家であるファンドマネージャーが運用する商品を取引することになりますので、投資家が選ぶのは商品であり、商品の運用方針となるのです。

投資信託の特徴には、どんなものがありますか?

投資信託には、商品内容や契約形態の違いなどにより様々な種類があります。通常、投資家が証券会社などで選べる投資信託は約6,000本(2020年3月時点)です。これらに共通する特徴としては、小額から投資が可能、専門家による運用、分散投資などが挙げられます。

【小額から投資が可能】

個人で株式や債券などに投資するにはある程度まとまった資金が必要になりますが、投資信託であれば、少額から手軽に投資を始めることができます。(岡三オンラインでは100円から投資可能)

【専門家(ファンドマネージャー)による運用】

個人で株式や債券などの投資に必要な知識や技術を身につけるのは簡単ではありません。投資信託は投資家に代わり、運用の専門家が運用します。自分ではなかなか投資できない資産や地域へ投資できるのも魅力です。
投資家は、定期的に発行されるレポートにて運用状況が把握できます。

【1つの投資信託でも分散投資が可能】

投資においては、資産をいくつかの商品に分けてリスクを分散させることが大切です。投資信託は分散投資の考え方から生まれた金融商品で、複数の資産や銘柄に分散投資を行いリスクの軽減を図ります。

「分散投資」と「リスク」について

分散投資とは、投資におけるリスクヘッジ方法の1つです。具体的には、投資の対象や時間、資産を分散させることにより、それぞれが持つリスクを分散させることでリスクを低減させる投資手法のことです。

投資対象の分散とは、複数の銘柄に投資することにより、たとえ1つの銘柄が値下がりしたとしても、他の銘柄の動きにより全体としての値下がりを抑えることができるという考え方に基づきます。

時間の分散とは、1つの銘柄でも状況により価格は上下に変動していることから、一度に全ての資金で買い付けをするのではなく、複数回にわたって買い付けを行うことで、価格変動を均一化し、いわゆる高値掴みを防ぐことができるという考え方です。毎月一定額ずつ買い付けを行う「積立投資」もその1つです。

資産の分散とは、株式だけでなく、債券やリート、コモディティなど他の資産に分散をすることで、リスク分散を行うことをいいます。

分散投資の基礎となる考え方に現代ポートフォリオ理論があります。簡単に説明すると、値動きの異なる複数の資産に投資することによりリスクを軽減することができ、そのポートフォリオ(証券の組み合わせ)から所与のリターンを得ることができるということです。

ここで気をつけなければいけないことは、値動きの同じ証券を組み合わせてもリスク軽減効果は少ないということです。例えば、同業種の1位と2位の銘柄に分散投資をしたとしても、倒産リスクは軽減できるかもしれませんが、同じ方向に値動きをしやすいため、価格変動リスクについてはあまり軽減できません。

投資信託の情報は、どこで見ればいいのですか?

委託会社(運用会社)や販売会社、投資信託協会、評価機関、日本FP協会などのサイトより確認をしてください。

【表示例】 岡三オンラインサイトより抜粋

もっと詳しく投資信託について教えてください。

投資信託とは、複数の投資家から集めた資金を1つにまとめて(信託財産)、ファンドマネージャーと呼ばれる運用の専門家が国内外の株式や債券、リートなどの有価証券に投資・運用する金融商品です。

運用成果(利益あるいは損失)は、投資家ごとの持分に応じて、投資信託の保有者に還元されます。投資家が購入した投資信託は以下のような専門機関によって運用、管理されます。

投資家・・・投資信託を購入したお客様のことで、受益者とも呼びます。

販売会社・・・投資信託の募集、販売、解約や分配金・償還金の支払いなどの取扱いを行う会社(岡三オンラインが該当します)です。

委託会社・・・主に運用の指図を行います。投資信託の運用をしているので運用会社とも呼ばれています。ファンドマネージャーが属しています。

受託銀行・・・主に「資産の保守・管理」を行います。委託会社の運用指図に基づき、金融証券市場で売買を行います。また、受託銀行では自行の財産とは区別して、お預りした資産を分別管理しています。

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