店頭FX(外国為替証拠金取引)お取引における注意点

取引画面の表示について

外国為替市場の変動等によっては口座状況など取引画面の表示が遅れて表示されることがあり、実際の数値とは異なる場合があります。

ログインについて

ログイン時にID・パスワードのいずれかを5回以上誤るとロックがかかりログインできなくなります。
ロックがかかった場合、弊社コンタクトセンターまでご連絡ください。

チャートの表示について

チャートの更新のタイミングはおおよそ1秒間に1回程度となります。
しかし、カバー先から配信されているレートは1秒間に数回~数十回と多数であるため、配信されたレートの全てをチャートに反映することができません。
したがって、チャートに表示されていないレートで約定する場合があります。

約定レートについて

取引画面上に提示されているレートより広いスプレッド(不利なレート)で約定する場合があります。
これは、カバー先での流動性が確保できない場合や注文数量が多い場合、約定を優先させることにより、提示レートで約定しない場合があるためです。

注文について

注文は、【レートパネル】【レート一覧】【チャート】、ツールバーの【売注文】【買注文】【クイック注文】などから行うことができます。

新規注文の場合

発注可能額の範囲内で受付となります。発注可能額が、通常の取引において必要証拠金に満たない場合は、注文することができません。発注可能額は、【有効証拠金-(ポジションを維持するための)必要証拠金-発注証拠金-出金依頼額 = 新規注文余力】で算出できます。
取引画面の【情報】→【証拠金状況照会】→【発注可能額】でも確認ができます。同時に複数の指値、逆指値に到達した場合は、発注時間の古いものから約定します。

決済注文の場合

【レートパネル】【レート一覧】【クイック注文の売注文・買注文】などからの決済注文は、『両建なし』で決済したいポジションと同数量の反対売買を行います。ポジションを指定しない決済注文となるため、ポジションが複数ある場合、約定日時の古い順に保有ポジションが決済されます。ただし、設定を変更することで約定日時の新しい順に決済することも可能です。また、オプション機能として決済注文が入っているポジションを「後回し」にする設定が可能です。
【ポジション一覧】【ポジション集計】【クイック注文の通貨別全決済】などからの決済注文の場合、決済したいポジションを指定して注文します。

両建について

両建とは、売りポジション(買いポジション)を保有している状態で、同じ通貨ペアの買いポジション(売りポジション)を保有することをいいます。

両建は、売りレートと買いレートの差(スプレッド)および支払いのスワップポイントと受取りのスワップポイントの差を負担することなどのデメリットがあります。そのため岡三オンラインでは、両建を推奨いたしておりません。ただし、「岡三アクティブFX」では、お客さまご自身の判断において設定を変更することで、両建を選択することもできる仕様としております。したがって、『両建なし』の設定または初期設定のままで未決済ポジションの反対売買をされた場合、新規注文のつもりであっても、未決済ポジションの決済が優先されます。

両建の注意点

  • 初期設定では『両建なし』となっており、保有ポジションの反対売買を行うと決済注文となります。ポジションが複数ある場合は約定日時の古い順に決済となります。ただし、設定を約定日時の新しい順に変更することで約定日時の新しいポジションから決済することも可能です。また、オプション機能として決済注文が入っているポジションを「後回し」にする設定が可能です。
  • 両建をご希望の場合は取引画面『設定』→『注文設定』→『両建あり』にてデフォルトの設定を変更してください。お客さまのご利用環境によってはログアウトの際に設定が初期化されることがあり、『両建なし』となってしまう場合があります。初期設定を『両建あり』にされた場合は、パソコン版では取引画面上のお名前(ログインID)の右に『両建あり』と表示されますので、ログイン毎に取引画面上部のお名前(ログインID)の右に『両建あり』と表示されていることをご確認ください。パソコン版以外では、注文画面等にて『両建あり』の設定となっていることをご確認ください。
  • 両建設定は端末ごとの設定になります。複数のパソコンやモバイルなどでお取引をされる場合、端末ごとに設定を行ってください。モバイル端末(スマートフォン・タブレット等)で初期設定を『両建あり』にされた場合でも、端末の戻るボタンを利用するなどご利用状況によっては適用されない場合があります。必ずご注文毎に、注文画面内の両建が『あり』と表示されていることをご確認ください。
  • 既に保有しているポジションを『両建あり』でお持ちになっていたとしても、その後、反対売買となる注文を発注する際に『両建なし』の状態で発注されますと、保有ポジションの決済となります。
  • 同一通貨ペアのポジションを保有している場合『両建なし』の状態でIF-DONEやIF-OCO注文を発注された場合、IFの注文が保有ポジションの反対売買となる場合、新規のつもりであっても、新規注文にはならず、保有ポジションの決済となり、DONEで設定した決済注文は自動的に取消となり、意図した売買ができない可能性がありますので、発注の際にはよくご確認ください。パソコンのインストール版では、IF-DONE、IF-OCOのみ、初期設定で『両建あり』となっております。パソコンのインストール版以外のツールではIF-DONE、IF-OCOも通常注文と同様、初期設定で『両建なし』となっておりますので、ご注意ください。
  • 両建時の証拠金は、売ポジションと買ポジションの数量が同じ場合は片方分で計算され、数量が異なる場合は多い方で計算します。
  • 大口銘柄と通常銘柄の実質的な両建の場合、必要証拠金は不要とはなりませんので、ご注意ください

両建の設定や条件

パソコン:.NET版、Java版、Mac版

初期設定 両建可・両建不可 必要証拠金 設定の変更方法
両建なし 初期設定のまま→両建不可
両建ありに変更→両建可
不要 取引画面→設定→注文&動作設定→
注文初期値設定→両建あり

パソコン:WEB版、WEB版(HTML5)

初期設定 両建可・両建不可 必要証拠金 設定の変更方法
両建あり 初期設定のまま→両建可
両建なしに変更→両建不可
不要 取引画面→設定→
システム設定→両建なし

iPadアプリ

初期設定 両建可・両建不可 必要証拠金 設定の変更方法
両建なし 初期設定のまま→両建不可
両建ありに変更→両建可
不要 取引画面→各種設定→
通貨ペア設定→両建あり

新iPhoneアプリ(Next)

初期設定 両建可・両建不可 必要証拠金 設定の変更方法
両建なし 初期設定のまま→両建不可
両建ありに変更→両建可
不要 取引画面→設定画面→
注文設定→両建あり

iPhone、Androidアプリ

初期設定 両建可・両建不可 必要証拠金 設定の変更方法
両建なし 初期設定のまま→両建不可
両建ありに変更→両建可
不要 取引画面→注文初期値設定→
両建あり
  • 両建設定は端末ごとの設定になりますので、複数のパソコンやモバイル等でお取引をされる場合、お使いになられるパソコンやモバイル等ごとに設定を行ってください。
  • 両建の注文は、両建の設定を『両建あり』へ変更し、注文設定を確認し、【レートパネル】【レート一覧】【クイック注文の売注文・買注文】などから両建したい数量を注文します。
  • 【レートパネル】【レート一覧】【クイック注文の売注文・買注文】などから両建のつもりで発注された場合であっても、両建設定が『両建あり』に変更されていなければ、ポジションに対する反対売買の注文(決済注文)となり、両建にはなりません。
  • 両建設定の有無、設定の初期化、誤発注等により、意図しない売買となった場合、岡三オンラインでは責任を負いかねますので、『両建あり』でご利用になられる場合、特にご注意ください。

クイック注文について

クイック注文からの発注は、ストリーミング注文となります。

ストリーミング注文について

ストリーミング注文をご利用の場合、ストリーミング注文画面を表示した状態で、ご利用の端末が固まった場合等画面が更新されない状態となっていた場合は、実際のレートは変動していても注文画面に表示されたレートで約定する場合がありますので、よくご確認のうえご利用ください。

決済pip差注文について

決済pip差注文は、新規注文の発注時に、新規約定レートから指定したpips分を自動計算したレートで指値決済、逆指値決済(またはトレール決済)を発注する注文方法です。重要指標発表時や市場の流動性が低く、スプレッドが指定したpipsよりも広がっている場合に発注を行うと、新規約定後すぐに指値決済、逆指値決済(またはトレール決済)が成立しポジションが決済されますのでご注意ください。 例えば、新規→買い 102.000円、決済pip差注文→逆指値300pips(指定レート 101.700円)という注文を出され、このときのスプレッドが400pips開いている状態だと仮定します。発注時点のBIDレート101.600であるため即時に決済逆指値が発注され、ポジションが決済されます。

逆指値注文について

逆指値注文(ストップ注文)は、指定レートに達した時点で成行注文を発注する仕様です。
したがって、必ず指定レートで約定するという仕様ではありません。不利な方にも有利な方にもスリッページする場合があります。特に重要指標発表時や、週末から週明けにかけてレートが大きく乖離した場合等、指定レートから大きく乖離したレートで約定する可能性が高くなるため、十分ご注意ください。

IF-DONE、IF-OCO注文について

IF-DONEやIF-OCO注文のIF(新規)を逆指値にされている場合、重要指標発表や週末から週明けにかけて大きくレートが乖離する状況においては、新規約定レートが指定レートから大きく乖離し、利益獲得のつもりが損失になる場合があります。
例えば、IF→逆指値・買い・80.000円、DONE→指値・売り・80.500円という注文を出され、週末の終値は79.500円、月曜日のスタート時81.000円のレートから始まったと仮定します。この場合、新規買い約定レートは81.000円となり、決済売りレートは80.500円となり、0.500円の損失となります。このように、レートが大きく変動した場合等、利益のつもりであっても損失となる場合がありますので、十分ご注意ください。

大口注文の約定及び大口銘柄について

取引画面上に提示されているレートより広いスプレッド(不利なレート)で約定する場合があります。
これは、カバー先での流動性が確保できない場合や注文数量が多い場合、約定を優先させることにより、提示レートで約定しない場合があるためです。

大口銘柄は、一部の通貨ペアの1回あたりの注文可能数量や保有上限数量を引き上げたものとなります。ただし、決済注文については1Lotから注文可能となっており、1回あたりの注文可能数量は最大数量の定めのみとなります。ポジションの保有数量または決済注文の数量によって、大口銘柄から通常銘柄、通常銘柄から大口銘柄に移行するということはありません。

また、大口銘柄の決済は、大口銘柄の反対売買もしくはポジションを指定して行ってください。通常銘柄の反対売買では大口銘柄の決済とはならず、通常銘柄の新規注文が約定することとなり、実質的な両建となりますのでご注意ください。通常銘柄についても同様となりますので、通常銘柄の決済は、通常銘柄の反対売買もしくはポジションを指定して行ってください。未決済ポジションの時価評価においては、円換算のみ、通常銘柄のレートによるものとなります。

全決済注文、一括決済注文、通貨別全決済注文について

全決済注文は、保有しているポジションの全てを決済します。ポジション一覧などで通貨ペアを選択している場合であっても、選択の有無にかかわらず全ポジションを決済します。例えば、「USD/JPY」と「EUR/JPY」のポジションを保有している状態で、ポジション一覧に「USD/JPY」だけを絞り込み表示している状態で【全決済注文】を行った場合、ポジション一覧に表示されているのは「USD/JPY」のポジションだけですが、表示されていない「EUR/JPY」のポジションも全て決済されます。

全決済注文、一括決済注文、通貨別全決済注文は、複数ポジションを1回の注文で決済したい場合にご利用いただく注文方法になります。発注は1回ですが、ポジションごとの約定となりますので、 時間帯等のタイミングによっては、一部のポジションが約定せず、ポジションが約定と未約定に分かれてしまう場合があります。また、すべてのポジションが約定した場合であっても、為替レートの変動等によりポジションごとに決済約定レートが異なる場合もあります。なお、ポジションごとの約定となるため、1つのポジションが分割されてしまうことはありません。
例えば、「USD/JPY」のポジションを、10Lot、20Lot、50Lotの3つ保有していると仮定します。【全決済注文】等を行った場合、10Lot、20Lotのポジションは決済されても、50Lotのポジションは決済されない場合があります。また、決済約定レートが10Lot→100.002円で決済、20Lot→ 100.003円で決済となり、決済約定レートが異なる場合があります。

全決済注文、一括決済注文、通貨別全決済注文は、売ポジションもしくは買ポジションの合計が「1回あたりの最大注文可能数量」を越えている場合は、発注することができません。

ワンクリックドテン注文について

ワンクリックドテン注文は、指定したポジションを決済すると同時に反対方向の同数量のポジションを新規で持ちたい場合にご利用いただく注文方法になります。例えば、「USD/JPY・買い・10Lot」のポジションを保有している状態だと仮定します。ポジション一覧内の「ドテン」ボタンをクリックすることにより、「USD/JPY・買い・10Lot」のポジションに対して成行決済注文が発注されると同時に、新規の「USD/JPY・売り・10Lot」の成行注文も発注されます。
発注は1回の注文で行いますが、決済注文と新規注文は別々の発注となりますので、時間帯等のタイミングによっては、決済注文は約定しても新規約定が未約定となる場合があります。また、決済注文、新規注文どちらも約定した場合であっても、為替レートの変動等により決済約定レートと新規約定レートが異なる場合もあります。
「USD/JPY・買い・10Lot」のポジション→決済、新規の「USD/JPY・売り・10Lot」の成行注文→未約定となった場合、「USD/JPY・買い・10Lot」のポジションは決済されますが、新規ポジションは保有できません。
また、「USD/JPY・買い・10Lot」のポジション→100.500円で決済、新規の「USD/JPY・売り・10Lot」の成行注文→100.503円となり、決済約定レート(100.500円)と新規約定レート(100.503円)が異なる場合があります。

ポジションの約定、発注、注文変更・取消などの確認について

【モバイル版】以外のツールにおいては、通常、売買の約定時、発注時、注文変更時、取消時等、取引画面上に自動的に更新される仕様となっておりますが、お客さまのパソコン等のスペックや通信環境の問題、岡三オンラインのシステムトラブルや通信環境の問題等により、正常に更新されない場合や、表示されない場合があります。売買や発注、注文変更や取り消し等の操作を行われた場合は必ず約定履歴や注文履歴等の検索にて最新の情報をご確認ください。
【モバイル版】の取引画面は、自動更新ではないため、表示されているレートと実際のレートが異なっている場合があります。成行注文を出された時点の表示レートが、実際のレートと異なっていた場合、表示されているレートではなく、実際のレートで約定します。

お客さまのパソコン環境について

通常、取引画面は、自動更新されますが、お客さまがご使用のパソコンのメモリ不足等により、更新されない場合があります。
更新されていない状態であってもお取引は可能であり、表示レートと約定レートが異なる場合があります。

注意事項

  • 更新されていない場合、必ず再ログインを行ってください。
  • メモリ不足になった場合、表示させる通貨ペアの数を減らしたり、チャートの表示を消していただくと改善される場合があります。

携帯電話について

携帯電話によるお取引には、アプリ版があります。

スマートフォン専用アプリ
Android、iOS
タブレット専用アプリ
iOS

注意事項

  • 各専用アプリは、無料でダウンロードしてご利用いただけますが、ダウンロード及びご利用に関する通信料は、お客さま負担となります。また、レート等の自動取得を行う場合やダウンロード時等、大量の通信を行うため、定額制のご契約をされていないお客さまにおかれましては、高額な通信料が発生する可能性がございますのでご注意ください。
  • 最新のOSが発表された場合、バージョンアップにより専用アプリをご利用いただけなくなる場合がございます。最新OSへのバージョンアップにつきましては、十分ご注意ください。
  • スマートフォン、タブレットについて、Android、iOSはご利用可能なOSですが、機種やOSのバージョンによってはご利用いただけない、または一部機能がご利用いただけない場合があります。
    全ての機種、環境での動作確認を網羅的に行えないため、機種ごとの使用可否について明示することができません。
  • スマートフォン、タブレットの専用アプリをアンインストールし、再度インストールした場合、記憶させていたログインID、パスワードは再入力が必要となります。また、各種設定は初期設定に戻るため、両建の設定等を行われている場合は、特にご注意ください。
  • 通信環境が不安定な状態では、画面の更新が正常に行われず最新の状態ではない場合があります。画面上に表示されているレートが、実際のレートと乖離してしまうことにより、意図しない売買となる可能性がありますのでご注意ください。
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