次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年01月29日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】第3四半期決算の評価は難しいが・・・

昨年の12月25日に1万9155円という安値に売り込まれた日経平均株価だが、それから1カ月あまりが経過して2万1000円が視野に入る水準まで戻してきた。もっとも、10月2日の高値2万4270円からの下落幅5155円に対し、1月25日までに戻したのは1618円で下げ幅の約32%。この間に東京株式市場では景気敏感株、また中国関連株としても位置づけられる安川電機(6506)や日本電産(6594)などが業績予想を下方修正したのにも関わらず、両社の株価は「材料出尽くし」として買い戻され、修正前の水準を超えて反発する展開となっている。世界的な株価下落の最大の要因だった米国の金利上昇が一服しており、昨秋に3.2%台半ばまで上昇した米国の長期金利が足下では2.7%台でやや落ち着いた動きとなっていることが安心感をもたらしている。

【日経平均株価:日足6ヶ月】

さてここからの焦点はやはり企業の決算発表だろう。とくに今回は安川電や日電産の例が示すように下方修正する企業も少なくないと推測され、注意が必要だ。株価はたとえ下方修正しても「材料出尽くし」で買われるものもあるだろうが、多くの3月期決算企業にとって今回が第3四半期決算だというところが、評価を難しくする面がある。つまり、今回の決算短信の数字は4~12月期という9カ月間の累計で開示され、予想も19年3月期のものだ。

第3四半期決算は3カ月前に公表済みの第2四半期までの実績に上積みされた直近の3カ月間(10~12月期)がポイントなのだが、これが表面上は読み取れない。第2四半期の数字と比べたり、さらに前年同期と比較するといった作業が必要になる。また、予想についても投資家の視線はすでに来2020年3月期に向いており、今回の決算内容からはその動向がどうなるのかを読み取ることがもっとも重要だ。ただ、各企業が3カ月後の本決算発表の際に新年度(20年3月期)の予想をどのような形で出してくるかは読みにくい。

その意味で、今回の決算発表を受けて比較的安心して投資できるのは本決算と新年度の予想を合わせて発表する12月期決算企業だろう。この中から、下記のような好業績が期待される銘柄に注目しておきたい。最近の自律反発局面では株価が事前に十分に売り込まれているかどうかもポイントで、もし仮に新年度について慎重な業績予想を開示したとしても、「材料出尽くし」で見直される銘柄もありそうだ。

関連銘柄

コード 銘柄名 終値
(1/29)
注文画面
2124ジェイエイシーリクルートメント2,178
2384SBSホールディングス1,570
2492インフォマート1,118
4768大塚商会3,390
5201AGC3,655
6640第一精工1,224
6817スミダコーポレーション1,195
7751キヤノン3,119
7846パイロットコーポレーション5,200
9384内外トランスライン1,373

大塚商会:日足:6ヶ月

スミダコーポレーション:日足:6ヶ月

執筆者

今野 浩明 氏

株式会社ストックボイス 記者
専門紙や情報配信会社、ラジオNIKKEIで記者として活躍。

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