お取引ルール目次
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1.暗号資産CFD取引口座開設
(1)口座開設基準
当社で暗号資産CFD取引の口座を開設されるには、以下の条件が必要となります。
- 当社の「証券総合取引口座(未成年者口座を除く)」を開設していること。また、証券総合取引口座開設基準の条件をすべて満たしていること。
- 年齢が75歳未満であること
- 法人でないこと
- 日本証券業協会会員の金融商品取引業者(証券会社等)に勤務していないこと。
- 日本証券業協会特別会員の登録金融機関(銀行・保険会社等)に勤務している場合、登録金融機関業務に従事していないこと。
- 金融先物取引業協会の会員会社に勤務している場合、金融先物取引業務に従事していないこと。
- 日本暗号資産取引業協会の会員会社に勤務している場合、暗号資産交換業務又は暗号資産関連デリバティブ取引業務に従事していないこと。
- 投資方針が「利回り・安定重視」ではないこと。
- 十分な金融資産があること。
- 暗号資産CFD取引に関する十分な知識があること。
- 当社の「重要事項のご確認」に記載の事項をすべて確認されていること。
- 「暗号資産関連店頭デリバティブ取引(暗号資産CFD)の契約締結前交付書面」、「暗号資産関連店頭デリバティブ取引(暗号資産CFD)約款」及び「暗号資産CFD取引ルール」の内容を十分・ご理解のうえ、お客さまご自身の判断と責任で取引することをご承諾いただけること。
- マネー・ローンダリング等の犯罪収益資金に関係する取引その他不法または不正の疑いのある取引に利用するために暗号資産CFD取引口座を使用しないこと。
- その他お客さま情報のご登録内容、審査事項に対するご回答内容など総合的に判断し、当社が適格であると認める方。
(2)提出書類(電子提出)
暗号資産関連店頭デリバティブ取引(暗号資産CFD)に関する確認書
(3)口座開設までの流れ
- ①当社「証券総合取引口座」の開設がお済みでないお客さまは、当社Webサイトより、お申込みください。
- ②当社Webサイトにて「暗号資産関連店頭デリバティブ取引(暗号資産CFD)の契約締結前交付書面」、「暗号資産関連店頭デリバティブ取引(暗号資産CFD)約款」、「暗号資産CFD取引ルール」及び「重要事項のご確認」の内容を十分にご理解ください。
- ③「暗号資産CFD取引口座開設申込」より必要事項をご入力のうえ、お申込みください。
- ④当社が必要と認めた場合には、電話等によるヒアリング審査を行います。
- ⑤審査結果をご登録のメールアドレス宛にお送りしますのでご確認ください。
- ⑥審査を通過されたお客さまは「暗号資産CFD取引口座」を開設します。
※審査にあたり確認のため当社からご連絡させていただく場合がございます。また、口座開設基準を満たしていても社内審査によりご希望に副えないことがあります。当社はその理由について開示いたしませんので、ご了承ください。
2.暗号資産CFD取引における基本的事項
- (1)暗号資産CFD取引口座への入金はお客さまご自身でお手続きいただきます。暗号資産CFD取引システムの「入出金」-「即時入金」画面または「入出金」-「振込入金」画面でお手続きください。
- (2)当社では、証拠金は現金のみ取扱います。代用有価証券での差入れは承っておりませんので予めご了承ください。
- (3)最終決済日(暗号資産CFD取引口座開設後、全く取引がない状態も同様とします。)から当社が定める期間を経過しますと、暗号資産CFD取引口座は閉鎖される場合があります。なお、暗号資産CFD取引口座が閉鎖されますと、再度、暗号資産CFD取引を行う場合には、新規に暗号資産CFD取引口座をお申込みされる場合と同じお手続きが必要となります。
3.取扱銘柄、取引単位等
(1)取扱銘柄及び取引単位等
暗号資産CFD取引における取扱銘柄及び取引単位等は以下のとおりです。
取扱銘柄 | 取引単位 | 呼び値の単位 | 最小発注数量 | 最大発注数量 |
---|---|---|---|---|
BTC/JPY (ビットコイン/円) |
0.001 BTC | 1円 | 0.01 BTC | 10 BTC |
ETH/JPY (イーサリアム/円) |
0.01 ETH | 1円 | 0.1 ETH | 50 ETH |
XRP/JPY (リップル/円) |
1 XRP | 0.001円 | 100 XRP | 50,000 XRP |
LTC/JPY (ライトコイン/円) |
0.1 LTC | 1円 | 1 LTC | 500 LTC |
BCH/JPY (ビットコインキャッシュ/円) |
0.01 BCH | 1円 | 0.1 BCH | 10 BCH |
(2)最大ポジション保有数量
最大ポジション保有数量は以下のとおりです。
取扱銘柄 | 最大ポジション保有数量 |
---|---|
BTC/JPY (ビットコイン/円) |
100 BTC |
ETH/JPY (イーサリアム/円) |
1,500 ETH |
XRP/JPY (リップル/円) |
1,500,000 XRP |
LTC/JPY (ライトコイン/円) |
5,000 LTC |
BCH/JPY (ビットコインキャッシュ/円) |
1,000 BCH |
4.注文
(1)注文の種類
暗号資産CFD取引の注文の種類は以下のとおりです。
注文の種類 | 詳細 |
---|---|
ストリーミング注文 | 発注する際に提示されているレート(提示レート)で取引を成立させる注文方法です。但し、レートの変動等により取引が成立せず、注文が失効となる場合があります。なお、ストリーミング注文は、お客さまが許容できるスリッページ幅を注文時に指定することができます。スリッページ幅を設定した場合は、レートが変動した場合でも、注文発注時の配信レートと注文処理時のレートとの差が設定されたスリッページ幅の範囲内であれば注文処理時のレートで取引が成立し、スリッページ幅を超える場合は、注文が失効します。 ストリーミング注文は、発注の際に確認画面が表示されませんので十分ご注意ください。 |
指値注文 | 発注する際に提示されているレート(提示レート)より有利な価格で取引を成立させる注文方法です。買注文では提示レートが指値以下となった場合、売注文では指値以上となった場合に、指値価格で取引が成立します。 |
逆指値注文 | 発注する際に提示されているレート(提示レート)より不利な価格で取引を成立させる注文方法です。現在保有しているポジションに対して損失を限定したいときなどに用いられ、注文時に指定した価格(トリガー価格)に到達した時点の提示レートで取引が成立します。トリガー価格と実際に成立した価格との間に差が生じる場合があり、その結果、お客さまが指定したトリガー価格よりも有利な価格で成立する場合もあれば、不利な場合もあります。 |
IFD注文 | 新規注文と決済注文を同時に発注する注文方法です。一次注文(新規注文)が成立すると、自動的に二次注文(決済注文)が発注される注文方法です。 |
OCO注文 | 異なる二つの注文で一組の注文となり、一方の注文が成立したらもう一方の注文は自動的に取消となる注文方法です。 |
IFO注文 | 「IFD注文」と「OCO注文」を組合せた注文方法で、一次注文(新規注文)が成立した場合に有効となる二次注文(決済注文)をOCO注文で発注する注文方法です。 |
クイック 決済注文 |
指定したポジションを成行で即時に決済する注文方法です。 |
一括決済 注文 |
保有しているポジションを一括で成行決済する注文方法です。 |
FIFO注文 | FIFOとは、First In First Outの略で「先入れ先出し」による注文方法です。FIFO注文では、ポジション状況によってシステムが自動で新規又は決済を指定します。同一銘柄の反対ポジションがある場合、約定日時の古いポジションから順に決済していき、反対ポジションがない場合は新規注文となります。 |
(2)注文の有効期限
注文の有効期限は、無期限(約定が成立するまでもしくは注文を取消すまで有効)のみ選択が可能です。
(3)取引時間
暗号資産CFD取引の取引時間は、原則24時間365日(週次メンテナンス時間は除く)です。
週次メンテナンス:毎週水曜日14:00~17:00
- ※メンテナンス時間中は、ログイン及び注文受付、入出金は行えませんのでご注意ください。
- ※経済情勢の急激な変化等により、取引時間の変更及び取引の一部もしくは全部を停止する場合があります。
(4)オープンレート
オープンレートとは取引開始後の最初の提示価格のことをいいます。本取引では毎週水曜日のメンテナンス終了後の最初の提示価格を指します。指定した注文価格にオープンレートが達した場合、指値及び逆指値注文は、オープンレートで約定します。
(5)決済について
ポジションは、すべて反対売買により「差金決済」していただきます。「現引」、「現渡」はできません。反対売買をしない限り、ポジションは日々ロールオーバーされますので、ポジションを継続して保有することができます。
(6)両建てについて
同一銘柄の売ポジションと買ポジションを同時に保有する両建てが可能です。
- ※両建ては、売値(BID)と買値(ASK)の差及びレバレッジ手数料の負担等のデメリットがあり、経済合理性を欠く恐れがありますのでご注意ください。
- ※両建てをしている場合、銘柄ごとに売ポジション・売り注文の合計数量と買ポジション・買い注文の合計数量それぞれに対して証拠金が必要です。
(7)取引日・受渡日
- ①取引日
取引日は、日本時間午前7:00から翌午前6:59までを一取引日とします。 - ②受渡日
取引の決済における受渡日は、約定日当日となります。
(8)ロールオーバー
ロールオーバーとは、ポジションの持越しのことです。取引日(日本時間午前7:00から翌午前6:59)中に決済されなかったポジションは日々自動的に翌取引日にロールオーバーされます。これにより、お客さまが反対売買をしない限り、ポジションを長期間保有することができます。
5.証拠金
(1)証拠金の前受け
暗号資産CFD取引は完全前受制です。新規注文は「建玉可能額」の範囲内とし、決済注文は未決済ポジションの範囲内とします。また、暗号資産CFD取引で差入れていただく証拠金は全額現金のみとさせていただきます。代用有価証券での差入れは承っておりませんので予めご了承ください。
(2)注文必要証拠金
注文必要証拠金とは、新規注文(未約定注文)を発注するために必要な証拠金の額です。取引単位あたりの注文必要証拠金は、銘柄ごとに以下の方法により算出した額となります。なお、決済注文でポジションを指定して決済する場合は、注文必要証拠金は必要ありません。
未約定新規注文数量 × 対象銘柄の評価レート × 50%
(3)ポジション必要証拠金
ポジション必要証拠金とは、ポジションを保有するために必要な証拠金の額です。取引単位あたりのポジション必要証拠金額は、銘柄ごとに以下の方法により算出した額となります。
未決済ポジション数量 × 対象銘柄の評価レート × 50%
(4)証拠金と維持率の計算について
預託証拠金 残高 |
お客さまが暗号資産取引CFD口座に預け入れている証拠金の総額です。 |
---|---|
純資産額 | 証拠金状況を計算するための基準となる金額です。 純資産額=預託証拠金残高±建玉評価損益±レバレッジ手数料-指値スプレッド評価損-出金予定額 |
建玉可能額 | 注文を発注することが可能な金額です。 建玉可能額=純資産額-注文必要証拠金-ポジション必要証拠金 |
証拠金維持率 | 証拠金維持率=(純資産額-注文必要証拠金)÷ポジション必要証拠金×100% |
ポジション 必要証拠金 |
ポジションを保有するために必要な証拠金です。ロスカット及びアラート判定の基準となる金額です。 ポジション必要証拠金=未決済ポジション数量×対象銘柄の評価レート×50% |
注文必要 証拠金 |
発注中の未約定注文に係る必要証拠金額です。 注文必要証拠金=未約定新規注文数量×対象銘柄の評価レート×50% |
評価損益 | 未決済ポジションの評価損益です。 評価損益=建玉評価損益±レバレッジ手数料 |
指値 スプレッド 評価損益 |
注文中の新規注文(指値、逆指値)において、スプレッドによる建玉評価損をあらかじめ算出した金額です。 |
出金予定額 | 出金予約を行った場合に発生する金額です。(出金処理完了になっていないもの) |
出金可能額 | 出金が可能な金額です。 |
※証拠金維持率等、証拠金に関する計算はリアルタイムで行われます。その際の計算のもとになる評価レートは買ポジションの場合「売値(BID)」を、売ポジションの場合「買値(ASK)」を用いて計算します。
(5)必要証拠金のチェック
新規注文の発注には、証拠金余力(純資産額-注文必要証拠金-ポジション必要証拠金-指値スプレッド評価損)が、発注に必要な金額(注文必要証拠金+指値スプレッド評価損)を上回っている必要があります。また、指値注文や逆指値注文については、当該注文が約定する時点においても、再度証拠金余力が約定に必要な金額(ポジション必要証拠金+指値スプレッド評価損)を上回っているかをチェックします。約定に必要な金額を下回っている場合、当該注文は約定せず失効します。
(6)レバレッジ
レバレッジ2倍の取引です。
6.ロスカット及びアラート
(1)アラート
証拠金維持率が、120%を下回った場合、アラートメール(事前通知)をお送りします。ただし、ロスカットが適用される際の事前通知はありません。
(2)ロスカット
証拠金維持率が100%を下回った場合、発注されている新規の未約定注文がすべて取消されます。注文の取消処理後も証拠金維持率が100%を下回っている場合は、それ以上の損失を未然に防ぐため、ロスカットとなり、強制的に反対売買を行いすべての保有ポジションを決済いたします。
※ロスカット基準に達した時点でのレートで必ずしも約定するとは限りません。相場の状況によっては、ロスカット基準に達した時点でのレートと大きく乖離したレートで約定する可能性があります。これにより、多額の損失が生じることがあります。
7.取引レート
取引画面上に銘柄毎の取引レートを提示します。取引レートは、「売値(BID)」と「買値(ASK)」の両方の価格を提示します。「売値(BID)」と「買値(ASK)」の差をスプレッドといい、銘柄ごとに異なります。
- ※システムメンテナンス明けのオープンにおける取引や相場の状況によっては、スプレッドが急拡大したり、取引レートの提示や取引が困難になる場合があります。
- ※一定の数量を超える成行及び逆指値の注文については、約定を優先させるため、取引画面上に提示されているレートと異なるレートで約定する場合がありますのでご注意ください。
8.手数料
(1)取引手数料
無料です。
(2)レバレッジ手数料
ポジションが翌取引日にロールオーバーされた場合に、ポジション金額の0.04%(税込)/日の手数料を徴収します。全てのポジションを同一取引日中に決済した場合には、レバレッジ手数料はかかりません。毎取引日の日本時間午前7:00時点でのポジション保有状況を基準に判定します。ロールオーバーで発生したレバレッジ手数料は、評価損益として証拠金から減算され、ポジションを反対売買により決済した際に預託証拠金残高から差し引かれます。
レバレッジ手数料 = 未決済ポジション数量 × 対象銘柄の評価レートの仲値(午前6:00時点)× 0.04%(税込)
9.信託保全
当社がお預かりしているお客さまのご資産は、当社が信託銀行に開設した顧客資産保全のための専用信託口座にて区分管理を行っております。この信託の委託者は当社ですが、受益者はお客さまで、当社に万一破たん等の非常事態が生じた場合でも、個々のお客さまの口座清算価値に応じた額が、受託者代理人を通じてお客さまに直接返還される仕組みになっています。非常時の返還は当社の一般債務とは独立して、一般債務に優先して行われます。また、「信託」は、受託者としての信託銀行の破たん等のリスクからも保護されています。
10.暗号資産CFD取引に係る税金について
暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)は総合課税(雑所得)の対象となります。
給与所得や株式の譲渡所得と損益通算することはできません。また、FXや先物取引等の雑所得は申告分離課税の対象であり、税区分が異なるため、暗号資産CFD取引の取引損益と通算することはできません。税金の取扱いに関する詳細は、所轄の税務署等にご確認ください。
(2022年4月1日 改正)