次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2017年06月13日
岡三オンライン証券株式会社

第四次産業革命を支える半導体関連銘柄

日経平均株価は、2万円という節目で揉んでいる。
米国でのトランプ政権の危機と英国総選挙の結果は、一時の熱狂的ポピュリズムに対する反動だと受け止められているが、皮肉なことに、その理性的な反応が、今度は米英の政治的リーダーシップを阻害し、経済政策に停滞をもたらしつつある。さらに、中東でのカタール問題、中国の「一帯一路政策」に対する各国の動きなど、国際政治問題が、良好な世界経済の足を引っ張るという事態に陥っている。
ただし、現在の過剰流動性が続く限り、株価は底堅い動きを続けるだろう。
北朝鮮問題のさらなる悪化が見られないこと、フランス大統領選挙の結果を株価に織り込んでいくことで株価は日経平均の2万円を回復したが、世界的な政治の混乱によるディスカウントが、それ以上の上昇を妨げているのだろう。

【日経平均株価 日足チャート】

日足チャート

そして、これからの株価上昇を支えるのは、過剰流動性の受け皿となっている、「技術革新的な市場テーマ」だろう。
第四次産業革命と言われる技術革新は、現在の株式市場を牽引する重要なテーマだ。これだけ世界的な政治経済の情勢が不安定でも、NYダウが新値を更新し、好調なのは、現在がこの技術革新とそのビジネス化の真っただ中に位置するからだといえる。
その中で、今回は、半導体業界の銘柄に注目してみたい。
IoT、フィンテック、サイバーセキュリティ、AI、ロボット、と様々なテーマが株式市場を盛り上げているが、それらのほとんどを支えるのが、半導体業界だ。半導体というものは製品としては、一般の人にわかりにくいが、簡単に言えば、スマホやパソコンから大型のコンピューターシステムに至るまで、半導体が無ければ何一つ作れない。これらのシステムの心臓部を構成するのが半導体だからだ。
以下で、各市場での半導体関連銘柄を一部、紹介しておこう。

半導体関連銘柄

コード 銘柄名 市場 事業 終値
(6/12)
注文画面
4186 東京応化工業 東証1部 フォトレジスト 3,780
5358 イソライト工業 東証1部 ASEAN注力 382
5542 新報国製鉄 東証JASDAQスタンダード 高炉から半導体へ転換へ 1,152
6237 イワキポンプ 東証2部 半導体向けマグネットポンプ 2,300
6481 THK 東証1部 半導体製造装置向け直動案内機器 3,210
6641 日新電機 東証1部 住友電工関連。半導体に注力 1,215
6656 インスペック 東証マザーズ 半導体検査装置 1,139

昨年はソフトバンクが英国の半導体大手「ARM」を約3兆円で買収して話題になり、今年は東芝の半導体事業に2兆円以上の価格で買い手がつき、売却交渉が進行している。
また、代表的な半導体市況のSOX指数は、16年ぶりにITバブル期の水準に戻ってきた。東京市場でも、半導体関連銘柄が中期的な注目の的になるだろう。日経平均やTOPIXなど、全体的な指数が好調であれば、東証1部の銘柄の上昇率が高くなるだろう。一方、市場環境に不透明感が強まれば、2部、マザーズ、ジャスダック市場の銘柄が注目される可能性が高くなるだろう。

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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