武部力也の週間為替相場見通し(11/5週号)

2018年11月2日
岡三オンライン証券 投資情報部長 兼 シニアストラテジスト 武部力也

「ドル高orドル安」シナリオを「米中間選挙結果」で読む場面

ドル円予想レンジ 111.10-114.50

「我が国の外交の基軸は日米関係だ。日米同盟に基づく米国との協力、連携を深めていく事に全く変わりはない。日米関係に及ぼす影響はない」-。これは2014年11月、米議会中間選挙で共和党が上下両院で多数派となり、オバマ大統領(民主党)がレームダック化するとの懸念に対し、菅官房長官が述べた見解だ。確かに現在も日米同盟関係の基軸に変化は無い。米中覇権・貿易通商摩擦が強まる中、トランプ大統領は日本・安倍首相を“切り捨てる”よりは“取り込みたい”と考えている筈だ。しかし、そうしたトランプ大統領も国民の審判を仰ぐ時を迎えた。

ドル高・ドル安、裏表。兎にも角にも米中間選挙次第か

米商務省発表による7-9月期実質国内総生産GDP速報値では、GDPの7割を占める個人消費が前期比年率換算で4.0%増、2014年10-12月期以来の高い伸びと判明した。トランプ政権が目標としている3%成長率を2期連続で上回る結果であり、失業率は48年ぶりの低水準だ。ならば、景気の基調継続、拡大は労働力不足、賃金・物価インフレ率上昇と読むのが経済での教科書となる。10/24のFRB地区連銀経済報告では労働力不足とトランプ関税策による原材料のコスト上昇で、製造業者は価格転嫁で対応しているとの報告もなされているのだ。こうした事例から、インフレ率抑制のために、FRBの利上げ路線は継続と市場が読むのも至極当然であり、シカゴFEDウオッチで12月利上げ・来年3月時利上げ確率上昇もその証となろう。LIBOR金利(銀行間平均貸出金利)においては年末を跨ぐ3カ月物と6カ月物の短期金利上昇も顕著だ。つまり金利面では対円比でのドル買い誘引が明確となる。

では、トランプ大統領への審判と位置付けられる11/6米中間選挙の結果でドル円はどのような反応を示すのだろうか。現在の各種世論調査・複数報道では与党・共和党が不利とされるが、共和党が上下両院のどちらかでも過半数維持失敗となれば、トランプ大統領の「求心力低下」に繋がる可能性がある。ではその場合、どのようなシナリオを描いておく必要があるのか。難問だが政策や予算・法案成立が難航し「決められない政治」によって、トランプ大統領が議会との妥協が余儀なくされると読めそうだ。

しかし大統領権限から、今まで以上に先鋭化が高まる可能性も否めない。筆者は「決められない政治」「大規模な財政赤字」を抱え、FRBの金融政策に依存を強めるシナリオも浮かべている。それは任命権者(トランプ大統領)がパウエル議長に対して2年後、2期目の大統領選も念頭に今まで以上に利上げテンポ・ドル高浮揚力の抑制を迫るとしたリスクシナリオだ。

11/5週ドル円焦点

テクニカル観点では日足雲帯上下限(111.915-113.015)への取っ掛かり程度を注視。上値焦点は10/9-10、10/31高値113.30-40、10/8高値113.96、10/5高値114.11。超えれば10/4高値114.565視野。下値焦点は10/30安値112.30、10/29安値111.765、10/26安値111.365。割れたら9/11-12-13安値圏111.07-10-155を最終橋頭堡と推考。

出所:岡三ネットトレーダープレミアム

※岡三オンライン証券の対東京金融取引所(くりっく365)における買い比率
※買い比率(買残玉÷(売残玉+買残玉)×100)

ご注意

商号:岡三オンライン証券株式会社/金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第52号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会

リスク:【株式等】株価変動による値下りの損失を被るリスクがあります。信用取引、先物取引、オプション取引および株価指数証拠金取引では投資金額(保証金・証拠金)を上回る損失を被る場合があります。株価は、発行会社の業績、財務状況や金利情勢等様々な要因に影響され、損失を被る場合があります。投資信託、不動産投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等は、裏付け資産の評価額(指数連動型の場合は日経平均株価・TOPIX等)等、先物取引、オプション取引および株価指数証拠金取引は対象指数等の変化に伴う価格変動のリスクがあります。外国市場については、為替変動や地域情勢等により損失を被る場合があります。上場新株予約権証券は、上場期間・権利行使期間が短期間の期限付きの有価証券であり、上場期間内に売却するか権利行使期間内に行使しなければその価値を失い、また、権利行使による株式の取得には所定の金額の払込みが必要です。株価指数証拠金取引では建玉を保有し続けることにより金利相当額・配当相当額の受け払いが発生します。【外貨建て債券】債券の価格は基本的に市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還の前に売却すると損失を被る場合がございます。また、額面金額を超えて購入すると償還時に損失を被る場合がございます。債券の発行者又は債券の元利金の支払いを保証している者の財務状態の悪化等により、債券の価格が変動し損失を被る場合がございます。債券の発行者又は債券の元利金の支払いを保証している者の財務状態の悪化等により元本や利子の支払いが滞り損失を被る場合がございます。外貨建て債券は外国為替相場の変動などにより、円換算でのお受取金額が減少する恐れがあります。これにより円換算で投資元本を割込み、損失を被る場合がございます。【FX】外国為替証拠金取引(以下、「FX」という。)は預託した証拠金の額を超える取引ができるため、対象通貨の為替相場の変動により損益が大きく変動し、投資元本(証拠金)を上回る損失を被る場合があります。外貨間取引は、対象通貨の対円相場の変動により決済時の証拠金授受の額が増減する可能性があります。対象通貨の金利変動等によりスワップポイントの受取額が増減する可能性があります。ポジションを構成する金利水準が逆転した場合、スワップポイントの受取から支払に転じる可能性があります。為替相場の急変時等に取引を行うことができず不測の損害が発生する可能性があります。【各商品共通】システム、通信回線等の障害により発注、執行等ができず機会利益が失われる可能性があります。

保証金・証拠金:【信用】最低委託保証金30万円が必要です。信用取引は委託保証金の額を上回る取引が可能であり、取引額の30%以上の委託保証金が必要です。【先物・オプション】発注必要証拠金および最低維持証拠金は、「(SPAN証拠金額×当社が定める掛け目)-ネットオプション価値の総額」とし、選択取引コース・取引時間によって掛け目は異なります。当社のWebサイトをご確認ください。また、変更の都度、当社のWebサイトに掲載いたします。【株価指数証拠金取引】発注証拠金(必要証拠金)は、株価指数ごとに異なり、取引所により定められた証拠金基準額となります。Webサイトで最新のものをご確認ください。【FX】個人のお客様の発注証拠金(必要証拠金)は、取引所FXでは、取引所が定める証拠金基準額に選択レバレッジコースに応じた所要額を加えた額とし、店頭FXでは、取引金額(為替レート×取引数量)× 4%以上の額とします。法人のお客様の発注証拠金(必要証拠金)は、取引所FXでは、取引所が定める証拠金基準額とし、店頭FXでは、取引金額(為替レート×取引数量)×金融先物取引業協会が公表する数値とします。発注証拠金に対して、取引所FXでは、1取引単位(1万又は10万通貨)、店頭FXでは、1取引単位(1,000通貨)の取引が可能です。発注証拠金・取引単位は通貨ごとに異なります。Webサイトで最新のものをご確認ください。

手数料等諸費用の概要(表示は全て税込・上限金額):【日本株】取引手数料には1注文の約定代金に応じたワンショットと1日の合計約定代金に応じた定額プランがあります。ワンショットの上限手数料は現物取引で3,240円、信用取引で1,296円。定額プランの手数料は現物取引の場合、約定代金100万円以下で上限864円、以降約定代金100万円ごとに540円加算、また、信用取引の場合、約定代金200万円以下で上限1,080円、以降約定代金100万円ごとに324円加算します。手数料プランは変更可能です。信用取引手数料は月間売買実績により段階的減額があります。信用取引には金利、管理費、権利処理等手数料、品貸料、貸株料の諸費用が必要です。【上場新株予約権証券】日本株に準じます。【中国株】国内取引手数料は約定金額の1.08%(最低手数料5,400円)。この他に香港印紙税、取引所手数料、取引所税、現地決済費用の諸費用が必要です。売買にあたり円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。【外貨建て債券】外貨建て債券を募集・売出し等により、又は当社との相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお支払いただきます。外貨建て債券の売買、償還等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。【先物】取引手数料は、通常取引コースの場合、日経225先物が1枚につき324円(取引枚数により段階的減額あり)、日経225mini、ミニTOPIX先物、東証REIT指数先物、TOPIX Core30先物、東証マザーズ指数先物、JPX日経インデックス400先物が1枚につき43円、TOPIX先物、日経平均VI先物が1枚につき324円、NYダウ先物が1枚につき864円。アクティブ先物取引コースの場合、日経225先物が1枚につき270円、日経225miniが1枚につき27円です。【オプション】取引手数料は、日経225オプションが約定代金に対して0.1728%(最低手数料216円)、TOPIXオプションが約定代金に対して0.216%(最低手数料216円)です。【株価指数証拠金取引】取引手数料は、1枚につき153円です。【投資信託】お申込みにあたっては、当該金額に対して最大3.78%の申込手数料をいただきます。換金時には基準価額に対して最大0.75%の信託財産留保金をご負担いただく場合があります。信託財産の純資産総額に対する信託報酬(最大2.484%(年率))、その他の費用を間接的にご負担いただきます。また、運用成績により成功報酬をご負担いただく場合があります。詳細は目論見書でご確認ください。【FX】取引所FXの取引手数料は、くりっく365が無料、くりっく365ラージが1枚につき1,000円です。店頭FXの取引手数料は無料です。スプレッドは、通貨ごとに異なり、為替相場によって変動します。Webサイトで最新のものをご確認ください。

お取引の最終決定は、契約締結前交付書面、目論見書等およびWebサイト上の説明事項等をよくお読みいただき、ご自身の判断と責任で行ってください。

岡三オンライン証券の口座をお持ちでないお客さま

当社ではじめて取引されるお客さまへ

岡三オンライン証券の口座をお持ちのお客さま

パスワードをお忘れの場合

お電話でのお問い合わせ

0120-503-239(携帯からは03-5646-7532)

【受付時間】月~金 8:00から17:00 ※年末年始および祝日を除く

ページトップへ