伊藤嘉洋の週間株式相場見通し(12/3週号)

2018年11月30日

外部環境改善で割安感が評価される局面

日経平均予想レンジ 21,881~22,709円

今週は米中首脳会談に注目が集まる中、パウエルFRB議長講演を受けた米国株が大幅上昇した流れを引き継ぎ、日経平均は円安進行も追い風となり5日続伸から10/9以来の戻り高値水準22,437円まで買い進まれた。週末は米国株が上昇一服となったものの先高期待の高まりから6日続伸となり22,351円で終了した。

海外の焦点

パウエルFRB議長は28日の講演で「政策金利は景気を冷やしもしない中立金利を若干下回っている」と述べ、利上げ終了が近づいていることを示唆した。これを受けて市場では「来年の利上げ回数は9月時点の見通しである3回から2回に減少、その後の利上げは打ち止めになる」との見方が広がり米国株上昇に拍車がかかった。又、G20首脳会議に合わせて予定される米中首脳会談では通商摩擦で双方の歩み寄りがあるとの見方も株価の支えとなった。もっとも12/1予定の首脳会談が不調に終れば、トランプ政権は対中制裁関税を新たに発動する構えにあり予断は許さない。
NYダウは割安感の台頭で自律反発は続きそうだ。注目されるのは米10年債利回りは3.03%に低下してきた。利回り上昇要因となっていた原油価格が下落したことが一因。株価下落によるイールドスプレッド(米10年債利回り-株式益利回り)は割高とされる-2.6%から-3.1%台に低下した。適正とされる-2.8%を下回り、割安シグナルが点灯してNYダウは2番底形成局面に達したと考えられる。年末に向けては年末商戦への期待を強め、自律反発が継続する状況と捉えられる。

国内の焦点

日本株はテクニカル面では上値意識された25日線を11/12以来上回った。同線の傾きはこれまでの下降トレンドから上昇転換したことで日柄調整が進んだ印象は強い。更に、上向きつつある200日線を抜き底入れに対する期待も高まってきた。上昇局面では75日線22,565円や10/26安値の半値戻し22,709円が待ち構える。11/8戻り高値22,583円を抜けばWボトム形成が確認され、本格反騰に移行する可能性は強まる。下落局面では25日線21,881円が下値支持線として機能するかがポイントとなる。足元のPERは12.39倍、EPS1,789円は割安投資が有効な局面を迎えている。経験則からは投資効果が出てくるのは多少日柄を要しても結果として割安が機能するケースは多い。

来週の株式相場

以上、来週は米国株が長期金利の落ち着きや年末商戦に対する期待感から堅調相場が想定される上、22,300円台への株価上昇で投資家心理の改善が見込まれ、地合いの好転が期待される。日経平均のレンジは上値は10/26安値からの61.8%戻し22,709円が意識され、下値は25日線21,881円が目処となろう。

出所:岡三ネットトレーダープレミアム

主なスケジュール

日本

12/3(月) 7-9月期法人企業統計
11月新車販売台数
12/4(火) 11月マネタリーベース
12/7(金) 10月毎月勤労統計(速報値)
10月家計調査
11月外貨準備高

米国

12/3(月) 10月建設支出
11月ワーズ自動車販売台数合計
11月ISM製造業景況指数
12/5(水) 11月ADP雇用統計
11月ISM非製造業景況指数
ベージュブック(地区連銀経済報告)
パウエルFRB議長、米議会経済合同
委員会で証言
12/6(木) 10月貿易収支
10月製造業受注指数
12/7(金) 10月卸売在庫(確報値)
10月消費者信用残高
11月雇用統計
12月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

ご注意

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手数料等諸費用の概要(表示は全て税込・上限金額):【日本株】取引手数料には1注文の約定代金に応じたワンショットと1日の合計約定代金に応じた定額プランがあります。ワンショットの上限手数料は現物取引で3,240円、信用取引で1,296円。定額プランの手数料は現物取引の場合、約定代金100万円以下で上限864円、以降約定代金100万円ごとに540円加算、また、信用取引の場合、約定代金200万円以下で上限1,080円、以降約定代金100万円ごとに324円加算します。手数料プランは変更可能です。信用取引手数料は月間売買実績により段階的減額があります。信用取引には金利、管理費、権利処理等手数料、品貸料、貸株料の諸費用が必要です。【上場新株予約権証券】日本株に準じます。【中国株】国内取引手数料は約定金額の1.08%(最低手数料5,400円)。この他に香港印紙税、取引所手数料、取引所税、現地決済費用の諸費用が必要です。売買にあたり円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。【外貨建て債券】外貨建て債券を募集・売出し等により、又は当社との相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお支払いただきます。外貨建て債券の売買、償還等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。【先物】取引手数料は、通常取引コースの場合、日経225先物が1枚につき324円(取引枚数により段階的減額あり)、日経225mini、ミニTOPIX先物、東証REIT指数先物、TOPIX Core30先物、東証マザーズ指数先物、JPX日経インデックス400先物が1枚につき43円、TOPIX先物、日経平均VI先物が1枚につき324円、NYダウ先物が1枚につき864円。アクティブ先物取引コースの場合、日経225先物が1枚につき270円、日経225miniが1枚につき27円です。【オプション】取引手数料は、日経225オプションが約定代金に対して0.1728%(最低手数料216円)、TOPIXオプションが約定代金に対して0.216%(最低手数料216円)です。【株価指数証拠金取引】取引手数料は、1枚につき153円です。【投資信託】お申込みにあたっては、当該金額に対して最大3.78%の申込手数料をいただきます。換金時には基準価額に対して最大0.75%の信託財産留保金をご負担いただく場合があります。信託財産の純資産総額に対する信託報酬(最大2.484%(年率))、その他の費用を間接的にご負担いただきます。また、運用成績により成功報酬をご負担いただく場合があります。詳細は目論見書でご確認ください。【FX】取引所FXの取引手数料は、くりっく365が無料、くりっく365ラージが1枚につき1,000円です。店頭FXの取引手数料は無料です。スプレッドは、通貨ごとに異なり、為替相場によって変動します。Webサイトで最新のものをご確認ください。

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