次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2021年05月17日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】中期的なテーマになる水素エネルギー関連銘柄

次世代のクリーンエネルギーとして、世界中で開発競争が起きている「水素エネルギー」。我が国でも、2050年の温暖化ガス排出量を実質ゼロにするためには、この「水素エネルギー」の普及が欠かせないと言われる。経済産業省では、その実用化の支援金として、3700億円を予算配分する方針だ。
株式市場でも、その関連銘柄が、時として急騰することが見受けられてきた。そこで、今回は、水素エネルギー関連銘柄を紹介してみよう。

【水素エネルギー関連銘柄】

銘柄コード 銘柄 内容 終値(5/17) 注文画面
3402東レ水素の製造貯蔵システムを東電と共同で685
4406新日本理化水素精製・添加技術262
5020ENEOSホールディングス再生可能エネで水素製造462
7012川崎重工業水素サプライチェーンへの貢献2,529
7203トヨタ自動車福島で水素事業に参画8,648
7715長野計器高圧水素圧力計1,105
9517イーレックス山梨で初の水素発電所商業稼働1,942

水素エネルギーは、様々な形で利用が期待されている。水素自動車向けの開発ではトヨタが、福島県の水素事業に参画することで、技術を確立しようとしている。また、水素エネルギーを商業用発電設備に活用した第一号が、イーレックスだ。株式市場では水素関連の本命の一角という扱いを受けることがある。

【イーレックス(9517):日足 6カ月】

また、水素エネルギーを抽出、運搬、貯蔵する際に必要となる技術についても、競争が始まっている。東京電力と貯蔵システムを開発する東レや、水素の製造に関わる新日本理化、ENEOSホールディングスは、すでに株式市場で注目を集め始めている。新日本理化は200円台という低位株であることから、個人にも買いやすいだろう。その他にも、水素の圧力計測器を扱う長野計器、発電に使う液化水素の製造と運搬船を建造する川崎重工など、水素エネルギーの関連銘柄は、すそ野が広がりつつあり、今後の展開が楽しみな分野だ。

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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