次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2021年04月26日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】3度目の緊急事態宣言で再び注目の、巣ごもり消費

連休前というのに緊急事態宣言が発出され、東京、大阪、京都、兵庫で25日から宣言が適用されている。これらの巨大消費圏では、大型商業施設が休業要請への対応に追われており、開業する施設についても、集中的な来場者の増加が見込まれるため、通常通りの運営では済まされなくなりそうだ。
そうした中、注目されるのは、改めてウェブサイトのなどを使った消費行動だろう。ここ1年のEC関連銘柄の業績好転が、一時的なものでは無く、消費者行動のベースが根本的に変化しつつある、ということが、投資家には改めて理解されるだろう。
そこで、下記では、様々な商流におけるECビジネス関連の銘柄を挙げてみた。

【ECビジネス関連銘柄】

市場 銘柄コード 銘柄 事業 終値(4/26) 注文画面
東証1部3064MonotaROB2B通販2,820
東証1部3092ZOZOアパレル+コスメ3,485
東証1部3182オイシックス・ラ・大地食材EC3,005
東証JASDAQスタンダード4304EストアーWeb店舗進出支援2,228
東証マザーズ4477BASE小規模向けECプラットホーム1,911
東証マザーズ9326関通物流3,515

一言にECと言っても、関連業種は多種にわたる。上記表中では、ECのシステムに関連するのがEストアとBASE。既存店の総合的なEC進出を支援してきたEストア、より小規模事業者や個人のECサイト構築支援をしてきたのがBASEだ。両社とも業績は好調で、Eストアは2021年3月期の配当を増配し、BASEは3月末に1対5の株式分割を行った後の調整を終えて反騰に入っている。

【BASE(4477):日足 6カ月】

ECサイトそのものを運営する事業者にも、それぞれ特徴がある、B2Bモデルで工事用部品などを通販するMonotaRO、有機野菜を始めとして食材の通販を行うオイシックス・ラ・大地、Zホールディングス傘下でアパレル通販大手のZOZOなどは、それぞれの分野でのリーディングカンパニーで、新たな消費スタイルの構築をリードし、業績は好調だ。
関通は、ECビジネスの黎明期からその物流を支援してきた企業だが、まだ上場して1年程度しか経っていない銘柄。上場後に新株予約権を発行し一旦需給が悪化していたが、今期業績予想を60.4%増益とし(前期43.5%)、株価は大きく上昇している。

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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