次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2020年08月07日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】遠隔操作などICT技術の導入に伸びしろがある建設業界

新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークをはじめとしたICT技術を活用した遠隔操作での業務への取り組みが進んでいる。人の手を介す仕事量が多い、いわゆる労働集約型産業である建設業界でも同じく新型コロナウイルス感染拡大を機に遠隔操作での業務への取り組みが加速している。建設業界へのICT技術導入によって、人が集まる建設現場での3密対策や、従来の課題である人手不足解消、現場での事故防止、生産性の向上が期待される。

建設業界へのICT技術導入促進は政府からの後押しもある。国土交通省では建設に係る調査・測量から設計・施工・維持管理までのあらゆるプロセスでICT技術を活用して建設現場の生産性向上を図る「i-Construction(アイ・コンストラクション)」を企画・推進している。建設現場のICT技術活用の例を挙げると、測量では、従来の測量方法は専用の機器を用いて国家資格を有した測量士等が人手で測量するため測量に時間がかかり、かつ平面の測量データとなるが、ドローンやレーザースキャナを用いることで3Dの測量データを短時間で取得できる。また、施工時には取得した3D測量データを基に作成した3D設計データを、衛星測位システムで位置情報を取得したICT技術を導入した建設機械へ転送することで自動制御機能を使った施工が実施可能だ。

出典:国土交通省「i-Construction推進コンソーシアム第6回企画委員会」資料より

建設に関するICT技術導入は土工が先行しており、今後、第5世代移動通信システム「5G」に高速通信に対応したICT建機やディープラーニングの進化によって測量で重要な画像解析性能の向上など、技術革新の恩恵をうけてさらなる生産性の向上に期待が寄せられている。また、「i-Construction」では今年度からICT地盤改良工(深層)、ICT法面工(吹付法枠工)など年々ICT技術の活用を試みる工種を拡大している。建設業界のデジタル化の伸びしろが大きく、建設業界にICT技術・機器を提供する企業などに投資妙味がありそうだ。以下に、建設業界にICT技術・機器を提供する銘柄を紹介するので参考にしていただきたい。

コード 銘柄名 終値
(8/7)
注文画面
3987エコモット1,011現物買
4345シーティーエス831現物買
5912OSJBホールディングス226現物買
6305日立建機3,165現物買
9621建設技術研究所1,705現物買
9790福井コンピュータホールディングス2,418現物買

出典:国土交通省「i-Construction推進コンソーシアム第5回企画委員会」資料より

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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