次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2020年07月17日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】新常態にむけて加速する「東京離れ」

新型コロナウイルス感染拡大を契機に東京に集中していたオフィス需要に動きが出てきている。三鬼商事が公表するオフィスデータによると東京都オフィスの平均空室率は2020年2月の1.49%を底にして、6月には1.97%へと急伸しており、東京都のオフィス需要減少がうかがえる。平均賃料は続伸しているが、空室率の上昇を受けて下落する可能性がある。新型コロナウイルス感染拡大を契機に急速に普及しはじめたテレワークにより、働き手は場所を選ばずに仕事ができる環境が整い始めている。企業は、感染症対策や柔軟な働き方への取り組みとして、新常態(ニューノーマル)に向けたオフィスの在り方を模索し始めている。例えば、都心部にある本社に多数の社員を集中させる従来の集中型オフィスから、郊外などにサテライトオフィスを複数設ける分散型オフィスへの転換を検討する。分散型オフィスは社員の密集を避けることや自宅から近いオフィスで働くことで時間や場所を有効に活用できるメリットがある。新型コロナウイルス感染拡大は長らく続いてきた東京一極集中の解消を促進するかもしれない。

出典:三鬼商事株式会社オフィスデータより岡三オンライン証券作成

テレワークの普及による働き方の変化は、東京都から郊外などの他の地域への引っ越しを検討するきっかけと考える人もいるだろう。カヤック(3904)が提供する「SMOUT」は郊外などへ引っ越しをしたい人と地域のマッチングサービスを展開している。サービスの利用者は気になる地域を知るためにその地域の人と連絡を取ることや、自分に合う地域をオンラインで診断し探すことができる。同社によると「SMOUT」への新規登録者数が5月から急増しているという。住居を考える時に東京から離れることが選択肢の1つになってきている。

【カヤック(3904):日足:6カ月】

引っ越しをする地域を決めた後は住居を決める必要がある。引っ越しにあたり、郊外などの地域に根差した不動産事業を展開している企業に投資妙味がありそうだ。カチタス(8919)は地方都市を主体に全国に100店舗以上を構え、中古戸建て買取再販事業の展開において業界トップだ。中古戸建て住宅の仕入れからリフォーム、販売まで一気通貫の事業モデルが強みだ。

【カチタス(8919):日足:6カ月】

以下に、今回紹介した引っ越しをしたい人と地域のマッチングサービスを展開するカヤック(3940)の他に、カチタス(8919)のような、地域の住居販売に強みを持つ銘柄を紹介するので参考にしていただきたい。

ジャンル コード 銘柄正式名 内容 終値
(7/17)
注文画面
地域引っ越し
応援サービス
3904カヤック引っ越しをしたい人と地域のマッチングサービスを展開。729現物買
地域住居販売1431Lib Work住宅展示場を設置しないネット受注が特徴。熊本、福岡を中心に注文住宅を販売。1,985現物買
3254プレサンスコーポレーション近畿圏、東海圏に地盤。マンションの販売が主力。1,291現物買
8904AVANTIA愛知県を地盤に関西件にも進出。875現物買
8917ファースト住建兵庫県など近畿圏を地盤に展開。木造耐火住宅に強み。965現物買
8919カチタス中古戸建ての買取・リフォーム・販売までの一気通貫のビジネスモデル。
人口30万人以下の地方都市に強み。
2,486現物買

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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