次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2020年07月13日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】防災関連に注目の1年か

6月26日に発表された2020年版国土交通白書によると、直近10年間の土砂災害の発生件数は、それ以前の10年に比べ、1.5倍に増加しているようだ。
現在、その被害の拡大が懸念されている西日本の水害は、この傾向にさらに大きな警鐘を私たちに鳴らしていると言うこともできる。
国土交通白書では、今後の対策として、個人企業の防災意識の向上、宅地のかさ上げ、保水機能の確保、といった流域治水が重要だとしている。
そこで、下記表では、今後の災害対策に寄与できる銘柄を挙げてみた。

コード 銘柄 市場 事業内容 終値(7/13) 注文画面
1822大豊建設東証1部防災減災工事2,426
1929日特建設東証1部特殊土手大手774
2325NJS東証1部上下水道コンサル1,781
4215タキロンシーアイ東証1部プラスチック加工702
4825ウェザーニューズ東証1部気象情報サービス3,535
5930文化シヤッター東証1部シャッター762

大豊建設や日特建設は、防災や治水工事で欠かせない企業だ。大豊建設は、中期計画で都市部のゲリラ豪雨への対応に注力していくとしている。同社には村上ファンド系の投資家が株主として入り、株主還元を含め、積極的な姿勢が期待できるかもしれない。

【大豊建設(1822):日足:6カ月】

NJSは、雨量情報システムを提供し、都市型水害への対策をコンサルティングする企業で、最近2年近くは、株価が1500円から1800円程度のボックス圏で動いている。
タキロンシーアイはプラスチック成型の大手企業だが、災害復興時に、建設資材や環境資材の需要が高まる傾向がある。災害時以外にも、新型コロナ下での巣ごもり消費関連、半導体関連としての側面もある銘柄だ。
ウェザーニューズは世界屈指の気象情報企業であり、ここ数年、異常気象が国内だけではなく、海外でも大きな問題になっていることから、船舶関係への情報サービスが高く評価されている。
文化シヤッターは、浸水防止用のシャッターやドアの開発を手掛ける止水事業に注力し、ベトナムでも事業を始めている。

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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