次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2020年07月03日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】長期的・安定的な運用が期待できるESG投資

国際通貨基金(IMF)が6月24日(水)に世界経済見通しを公表した。新型コロナウイルス感染拡大による経済活動への悪影響が予想以上であったとし、2020年の世界経済の成長率は4月に公表した予想からさらに1.9%低い-4.9%と予想した。ただ、世界の経済活動は2020年第2四半期を底に回復に向かうとし、2021年の世界経済の成長率は2019年の水準を上回る5.4%になると予測している。

【世界経済の成長率予測】

出所:国際通貨基金(IMF)2020年6月「世界経済見通し(WEO)改定見通し」より 岡三オンライン証券作成

このような状況のなか、注目を集めている投資テーマがある。それがESG投資だ。ESGとは、「Environmental(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字であり、ESG投資ではESGの3つの観点から企業の将来性・持続性を分析・評価し投資をする。具体的なESGの評価として、「Environmental(環境)」は企業活動において二酸化炭素(Co2)排出量の削減など環境面に配慮しているかどうか、「Social(社会)」は働き方改善やダイバーシティ推進に取り組んでいるかどうか、「Governance(企業統治)」は情報開示を積極的に行っているか、公正・透明な経営を行っているかどうか、などが挙げられる。

以下のグラフは米国株価指数であるS&P500からESGの観点において評価が低い銘柄を除いた「S&P500 ESG」の年初来推移だ。年初は273.71ポイントであったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、3月23日(月)に年初から-30.3%である190.73ポイントをつけた。6月8日(月)には273.88ポイントをつける場面もあり、足元、年初来の水準に回復しつつある。

出所:岡三オンライン証券作成

ESG投資は企業の将来性・持続性に焦点をあてていることから長期的に安定した運用が期待できる。また、私たちの年金を運用している独立行政法人GPIFもESG投資に積極的に取り組んでおり、ESGの観点において評価の優れた企業で構成された株価指数であるESG指数を投資対象指数として採用している。

出所:GPIF資料より

足元だけではなく、先を見据えた運用のために、ESG投資を取り入れていただきたい。以下に、ESG指数と連動したETFを紹介するので参考にしていただきたい。

テーマ 対象インデックス コード 銘柄名 終値
(7/3)
注文画面
英金融サービス企業FTSE International Ltd.により選定されたESG評価が優れている企業FTSE Blossom Japan Index1498One ETF ESG11,760現物買
1654ダイワ上場投信-FTSE Blossom Japan Index1,172現物買
米金融サービス企業MSCI Inc.により選定されたESG評価が優れている企業MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数1653ダイワ上場投信-MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数1,996現物買
炭素排出量の削減を通して環境に配慮し、環境に関わる情報を積極的に開示する企業S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数2560MAXISカーボン・エフィシェント日本株上場投信 20,510 ※現物買
女性の労働参加と昇進を支持し、人材多様性に関するポリシーを持つ企業MSCI日本株女性活躍指数1652ダイワ上場投信-MSCI日本株女性活躍指数(WIN)1,984現物買
2518NEXT FUNDS MSCI日本株女性活躍指数(セレクト)連動型上場投信915現物買

※7月3日(金)の株価が気配値のため、前日終値の株価

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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