次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2020年06月01日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】注目されるEC支援事業

米国大統領選挙が近付くと、フェイスブックの個人情報管理が問題になった前回のことを思い出す投資家も多いだろう。しかし、5月後半になって、同社の株価は、別の面で注目され始めた。5月19日、フェイスブックは、中小企業が手軽に電子商取引(Eコマース)を始められる「フェイスブックショップス」を開始したのだ。
 新型コロナウイルスの感染拡大が日本とは比べ物にならないほど深刻な問題となっている米国では、企業も死に物狂いだ。来店客の減少を少しでもカバーするために、本格的にECに乗り出す企業は急増している。
日本でも、同じことが起こりつつある。新型コロナウイルスの感染拡大が抑制されたとしても、ECという武器を持った店とそうでない店の格差は、今後大きく広がるだろう。そこで、日本でも、ECのノウハウを持ち、EC進出への支援を行う企業が注目を集めている。一旦、緊急事態宣言の解除によって、高値からは調整する局面があるだろうが、この需要が一時的なもので終わらないことは、いずれ業績推移が証明するのではないだろうか。
これまでは、自らECのプラットホームを持つ楽天やメルカリなどが注目されてきたが、それだけではなく、EC進出を支援するノウハウを提供する企業を、下記で紹介しよう。

【EC事業支援サービス関連企業】

コード 銘柄名 市場 終値
(6/1)
注文画面
3031ラクーンホールディングス東証1部805現物買
3134Hamee東証1部1,352現物買
3182オイシックス・ラ・大地東証1部2,300現物買
3195ジェネレーションパス東証マザーズ555現物買
3371ソフトクリエイトホールディングス東証1部2,214現物買
3769GMOペイメントゲートウェイ東証1部12,240現物買
4477BASE東証マザーズ3,625現物買
8798アドバンスクリエイト東証1部2,279現物買

インテリアなどの通販サイトを運営するジェネレーションパス(3195)や、業界大手のソフトクリエイトホールディングス(3371),個人や中小企業向け支援が得意なBASE(4477)、スマホアクセサリー販売が本業のHamee(3134)は、それぞれのノウハウを基にEC事業のパッケージソフトをクライアントに提供し、その支援をする。
海外に強く、衣料品のB2Bサイトを持つラクーンホールディングス(3031)、食料品のネットスーパーを運営するオイシックス・ラ・大地(3182)も、独特の需要を開拓している。金融関係でも、ECの決済に強いGMOペイントゲートウェイ(3769)や保険のECで成功しているアドバンスクリエイト(8798)が注目される。

【ジェネレーションパス:日足:6ヶ月】

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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