次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2020年01月06日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】今年のテーマの主要銘柄を仕込む

2020年は波乱の幕開けとなりそうだが、相場が落ち着けば、個別物色の展開が十分に考えられる。
今年は、日本の社会が大きく変わるきっかけの年になるかもしれない。その変化を需要にできる企業が、中期的に成長する可能性が高い。そこで、日本の社会改革を起こす、次の5つのテーマについて、以下で挙げてみたい。

  • 1.5G
  • 2.外国人労働者の増加
  • 3.情報セキュリティ
  • 4.自動車(CASE)
  • 5.警備業界
  • 6.異常気象

5G、情報セキュリティ、自動車(CASE)は、それぞれが密接につながった技術革新であり、IoT社会の実現のために、その推進は、もはや立ち止まることは無いだろう。自動運転やキャッシュレス、シェアエコノミー、工場のIoT化など、いわゆる第四次産業革命の関連は、年間を通じて有力なテーマとなる。
同じように、外国人労働者の大幅採用増も、止められない流れだ。さらに、高齢化社会、外国人生活者の増加、24時間営業店舗の減少、テロ対策の強化などを踏まえ、警備業界には大きな需要拡大の流れがきている。ただし、人員不足などによる機械化など、事業モデル改革が進むことが、成長への条件となるだろう。
また、異常気象は、もはや毎年繰り返され、地球温暖化の影響はコンスタントに私たちの生活に影響を与えている。こういった気象や災害に関連した需要もまた、拡大するだろう。

これらのテーマについて、トップ企業と思われる企業を、下記で挙げてみた。

決算 市場 コード 社名 関連テーマ 年末株価 PER PBR 注文画面
3 東証1部 1721 コムシス 5G 3,135 15.6 1.32
12 東証1部 2427 アウトソーシング 外国人労働者 1,158 14.5 2.73
12 東証1部 4704 トレンドマイクロ サイバーセキュリティ 5,600 27.1 4.38
3 東証1部 6902 デンソー CASE 4,966 14.9 1.05
2 東証1部 9735 セコム セキュリティ 9,777 25.7 2.1
5 東証1部 4825 ウェザーニューズ 異常気象 3,510 25.6 2.77

上記企業群は、それぞれのトップグループに属する企業だと思われる。コムシスホールディングスはNTT向けを主軸に5G関連の工事を請け負う。またアウトソーシングは、工場のアウトソーシングを受託することで伸びてきた企業だが、近時は日本における外国人労働者の管理にも注力している。トレンドマイクロは、サイバーセキュリティ業界のトップ企業で、クラウドサービスで伸びている。デンソーはいまや世界的な自動車部品メーカーだが、自動運転への研究開発も先行している。セコムは、警備サービス国内トップ企業、ウェザーニューズも世界トップの民間気象情報企業だ。

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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