次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年12月10日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】注目しておきたい2019年の新規上場銘柄

12月といえば新規株式公開(IPO)。今月は22社が上場する予定となっており、ちょうど本日10日からIPOラッシュとなる。目先は新しく上場する銘柄に投資家の関心が向かいやすいとみられるが、今回のレポートでは、すでに今年上場した銘柄の中から今後の活躍に期待がかかるものという観点で以下の5つを選ばせていただいた。なお、放送(動画)では今年のIPO銘柄の株価パフォーマンス等に言及しており、ご覧いただければ幸いである。

コード 銘柄名 内容 終値(12/10) 発注画面
4476AI CROSSSMS配信プラットフォームやビジネスチャット2,394現物買
7058共栄セキュリティーサービス施設巡回警備4,935現物買
7060ギークスフリーランスIT人材紹介1,781現物買
7063エードット商品・サービスのブランディング事業2,952現物買
7803ブシロードカードゲームや新日本プロレス3,890現物買

AI CROSSは企業がエンドユーザーにSMS配信を行うためのプラットフォームや、従業員同士のコミュニケーションを効率化するビジネスチャットサービスを手掛ける。上場企業、官公庁など業種を問わず幅広い顧客に利用されており、取引社数は9月末時点で昨年末比96.5%増の2786社と急増中。

共栄セキュリティーサービスはオフィスや商業施設の施設巡回警備などを展開。東京五輪、大阪・関西万博と大規模国際的イベントが続くほか、京アニ事件を受けて企業の警備需要も増加。需要増に対応すべく人員獲得が課題となる中、上期(4-9月期)で151人増加した。採用活動の進捗は「計画を上回る勢い」(当社発表資料)という。

ギークスは個人事業主として活動するITフリーランスと企業をマッチングさせるIT人材事業を展開。柱の同事業に加えてゲーム事業も順調で、上期(4-9月期)営業利益は過去最高の4億1400万円となった。通期予想6億5000万円に対する進捗率は64%と高い。11月に東証1部への市場変更の準備の一環として立会外分売を実施。現時点で市場変更の意思を表明している今年の新規上場企業は少なく、この点も注目ポイント。

エードットは企業の商品やサービスをプロデュース・ブランディングするビジネスを展開。売上高が特定の顧客に偏る点が課題だったが、新規クライアント獲得を進めて上位顧客への依存度が低下。今期はさらなる飛躍に向けた大口案件獲得にも注力する方針だ。

ブシロードはカードゲームやモバイルゲームに加え、新日本プロレスを抱えるユニークなエンタメ企業。作品やキャラクターなど「IP=知的財産(Intellectual Property)」を多数保有し、その育成・プロモーションまで社内で推進できる体制が強み。プロレス関連では10月に女子プロレス「スターダム」の買収と米新会社設立を発表。同事業の拡大に期待がかかる。13日に第1四半期決算の発表を予定している。

【ブシロード(7803):日足:6カ月】

執筆者

中村 鋭介 氏

株式会社ストックボイス 記者
ストックボイスで記者としてマーケット(主に新興市場)の取材に携わる。

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