次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年11月08日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】創業者が経営の中心を担う企業

11月4日、米国市場では10月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことや米中通商協議を巡る期待感などを背景に主要3指数(NYダウ平均株価、S&P500種株価指数、ナスダック総合指数)が史上最高値を更新した。同日の日本市場は「文化の日」の振替休日であったため休場であったが、翌日の5日、米国主要3指数の好調を受け日経平均株価は前週末比401円22銭高である23,251円99銭で終え、東証1部売買代金も約2カ月ぶりに3兆円を突破した。足元の日経平均株価は、直近の上昇の反動から利益確定の売りが出やすい一方で、米中通商協議進展への期待から買いが入り、方向感の乏しい展開となった。

【日経平均株価:日足:6カ月】

米中通商協議の進展期待など外部環境の改善から世界的にリスクオンの流れとなっていることに加え、国内企業の業績面に対する過度な懸念が徐々に後退しつつある。実際に、10月10日に第2四半期決算を発表した安川電気は通期計画を下方修正したが発表後も株価は底堅く推移している。悪材料出尽くしという見方が高まっている。このような状況こそ好材料創出が期待できる成長性を示すことができる企業に投資をしたい。その中で注目したいテーマが「創業者が経営の中心を担う企業」だ。永守会長が経営を指揮する日本電産の株価は11月5日に年初来高値を更新した。2020年3月期の通期利益予想を第1四半期決算発表時は1,350億円としていたが、10月23日に発表した第2四半期決算発表時では1,000億円になる見込みとした。通期利益予想の下方修正のアナウンスであったがその後の株価が堅調に上昇した背景には、永守会長の経営戦略についての考え方にある。先の下方修正の理由は電気自動車(EV)の部品であるトラクションモーター開発・立上げへの先行投資に伴う費用が掛かったからだ。下方修正と言えども、自動車の電動化が進む展望が世界的に広がる中、電気自動車に必要なモーター事業への投資に注力することは、先を見据えた前向きな投資である。足元の日本電産株価の上昇もこの先行投資を株式市場が評価している表れだ。

【日本電産:日足:6カ月】

今回の日本電産の決算発表のように決算内容よりも経営者の洞察力、経営手腕が好感され買いが集まる銘柄は多い。中でも、会社の成長を遂げるための意欲、創造力、実行力が旺盛な経営者は永守会長のような創業者に多く見られる。今回は「創業者が経営の中心を担う企業」をテーマとし、創業者が現在も経営を担っている企業を紹介するので投資の参考にしていただきたい。

コード 銘柄名 終値
(11/8)
注文画面
2413エムスリー2,700
3415TOKYO BASE777
4384ラクスル3,570
4751サイバーエージェント3,785
4755楽天1,018
6080M&Aキャピタルパートナーズ8,110
6196ストライク4,065
6594日本電産16,335
7779CYBERDYNE680
9843ニトリホールディングス16,605
9983ファーストリテイリング68,170

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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