次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年08月30日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】閑散相場でも動きの目立つ銘柄

日経平均株価は、世界経済の減速懸念や105円前後への円高進行などを背景とした手掛かり材料難から方向感に乏しい展開が続いている。8月の第2週目以降はおおよそ20,100円~20,800円のレンジで推移しており、日経平均株価のPBR1倍が意識され下値では買い戻しの動きが出るものの、上値を追う動きは限定的となっている。足元、9月1日に予定されている中国に対する米国の制裁関税第4弾の発動を前に市場は様子見ムードを強めている。また、米中貿易摩擦の激化を発端とした世界景気に対する不透明感が払拭されず、米2年物国債利回りが同10年債利回りを上回る「逆イールド」となるなど、景気後退の前兆とされる現象が散見されることも投資家心理を冷やしている。国内でも、金利動向・景気の影響を受けやすい金融関連株の値動きは弱い。

【日経平均株価:日足:6カ月】

【業種別指数:銀行】

方向感に欠ける展開は9月初旬まで続く可能性がある。東証1部売買代金は8月14日から8月29日まで連続12営業日も2兆円を割れており閑散とした相場だ。国内外の長期投資家を始め市場関係者は様子見ムードだ。金融緩和や9月上旬とうわさされている米中閣僚級協議の実現等による米中貿易協議の進展待ちの状況となっており、決定的な支援材料に欠ける。
しかし、国内市場では個別銘柄で動きの目立つ銘柄も存在する。市場全体は閑散相場が続いているが売買代金の膨らむゲーム関連銘柄や日経平均株価とは対照に堅調に推移する東証リート指数に着目し不動産関連銘柄に注目したい。ゲーム関連銘柄では、DeNAが8月28日終値ベースで年初来高値を更新した。また、GameWith、KLab、ブシロードなどが上昇基調だ。ゲーム関連銘柄は消費税の引上げや米中貿易摩擦の影響を受けにくいことが好感され資金流入が見込まれる。不動産関連銘柄では三井不動産や東急不動産HDは連続最高益更新が見込まれ全体相場と比較して底堅い展開が続いている。世界的な金利低下の影響を受け更なる国内金利の低下が見込まれることから思惑買いの動きもある。足元の東証リート指数については8月9日の「堅実な動きが続く東証リート指数」を参考にしていだきたい。

関連 コード 銘柄名 終値
(8/29)
注文画面
ゲーム2432ディー・エヌ・エー2,243
3656KLab1,062
6552GameWith794
7803ブシロード2,908
不動産3289東急不動産ホールディングス659
8801三井不動産2,546

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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