次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年08月23日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】息の長い有力ゲームタイトルを持つ企業

来月9月12日(木)~15日(日)にかけ東京ゲームショウが開催される。東京ゲームショウはアメリカで開催されるE3やドイツで開催されるGamescomと並んで世界三大ゲームショウの1つだ。6月27日時点で出展社数は373社となり過去最高となっている。東京ゲームショウ主催の一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会が発刊している「2019CESAゲーム白書」によると、2018年の家庭用ゲームの海外市場規模はハードウェア市場が1兆3,455億円(2017年:1兆3,475億円)であった。代表的なハードウェアと言えばソニーのPlayStation 4(2013年11月15日発売)と任天堂のNintendo Switch(2017年3月3日発売)が思い浮かぶだろう。ハードウェアのライフサイクルは5~6年であり、今年で発売から6年を迎えるPlayStation 4の後継機の開発・発売に関する情報が飛び交っており、発売後のハードウェア市場に期待が持てる。

ソフトウェア市場は1兆6,909億円(2017年:1兆4,406億円)となっており、ハードウェアよりもソフトウェアの市場拡大が目立った。「eスポーツ」と言われるゲーム大会の開催・観戦が世界的に広まっており、昨年2月に国内にも一般社団法人日本eスポーツ連合が設立された。eスポーツで扱われるゲームソフトはシューティングゲーム、格闘ゲームなどの競技性(勝敗のつけられる)があることが前提となる。昨年12月に発売された大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(任天堂)は国内外問わず大会が開催され人気を博しており、2019年3月期決算時点で1,381万本の販売を記録し大ヒットした。

従来の据え置きゲーム機のゲームソフトは内容に拡張性がなかったが、インターネットの普及によりゲームメーカー各社はコンテンツのアップデートによって顧客を飽きさせない仕組みを作ることができるようになった。また、大人数が同じ空間を共有して遊ぶことができるMMO(多人数同時参加型オンラインゲーム)によって、大勢でゲームを楽しむことができる環境が整っている。ビジネスモデルとしては、オンラインサービスの普及に伴いサブスクリプション方式(コンテンツ使用期間のみ代金を支払う方式)を導入するコンテンツが増えている。サブスクリプション方式の企業側メリットとしては、継続的な売上の試算がしやすくなり、顧客の行動履歴等のデータの取得、他コンテンツへの乗換の抑止が期待できる。このようなビジネスモデルは一定数の顧客が必要であるため、新規コンテンツで導入するよりも、既存の息の長いヒットコンテンツでの導入が望ましい。ここでは、国内で有力なゲームタイトルを保有しており、キラーコンテンツの発売を控えるゲームメーカー銘柄を紹介するので参考にしていただきたい。

コード 銘柄名 内容 終値
(8/23)
注文画面
4751サイバーエージェントCygamesを筆頭に年間約5本の新規タイトルを提供予定。既存コンテンツ「グランブルーファンタジー」「シャドウバース」が堅調。4,635
6758ソニー米マイクロソフト社とクラウドベースのゲーム開発のため戦略的提携をしている。PlayStation後継機にも期待。5,903
7832バンダイナムコホールディングスドラゴンボールやワンピースの大型タイトルコンテンツの発売予定。6,310
7974任天堂9月20日にNintendo Switch Liteを発売予定。今冬にポケモンの新作を発売予定。40,980
9684スクウェア・エニックス・ホールディングスファイナルファンタジーのリメイク版を含めロングヒット。年内にドラクエウォークをリリース予定。4,420
9697カプコン9月6日にモンスターハンターの超大型拡張コンテンツの発売開始。年明けにはバイオハザード2のリメイク版を発売予定。2,889

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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