次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年05月31日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】遺伝子検査ブームを迎えている米国。日本への波及前に先回り投資。

5月29日に開かれた中央社会保険医療協議会総会で、がん患者の遺伝子変異を調べ、効果的な抗がん剤等の選択をする「がんゲノム医療」に対し保険適用することが決まった。保険適用が認められたのは中外製薬とシスメックスが開発したがん遺伝子パネル検査であり、6月1日より適用を予定している。1回あたりの医療費はいずれも56万円。保険適用によって患者の自己負担は3割になる。両社による5年後の市場規模予測は患者数が年間約13,000人、年間予測販売額は約73~75億円としている。新たにがんと診断される患者数は年間約80~100万人であることから、市場拡大の余地がある。また、解析したデータはがんゲノム情報管理センター(C-CAT)へ提出することとなっており、がん遺伝子パネル検査を通じて蓄積されたゲノム情報をAI等で解析することで、新薬の開発や遺伝子療法への一助になることが期待される。がんゲノム医療を実施できる医療中核拠点病院は現在11施設であり、今秋に30施設増設を目標にしており体制整備を進めている。

コード 銘柄名 終値
(5/31)
注文画面
4519中外製薬7,240
6869シスメックス7,529

遺伝子による高度医療の進歩が着実に進む一方で、一般消費者向けの遺伝子に関するビジネスも現れている。病気のかかりやすさ・肥満遺伝子・自己分析・アルコール感受性・アレルギー・祖先などを検査・診断できる遺伝子検査キットがメーカーから販売されている。遺伝子情報をビックデータに突き合せて解析し、個人の遺伝的傾向を抽出する仕組みだ。DeNA子会社のDeNAライフサイエンスが展開する遺伝子検査キット「MYCODE」は9,800円~33,800円で販売されており、価格が高いほど検査・診断できる項目が増える。昨今、ヘルスケアが注目されており、日々の生活で自分に適したモノ・サービスへの関心が高まっている。検査価格の低価格化や、何かを決断する時に自分に適しているか判断する材料として、遺伝子検査を受ける人が増えている。米国では遺伝子検査ブームを迎えており、一般消費者向け遺伝子検査を受けたユーザーは2018年8月時点で約1,700万人だったが、2019年5月現在2,850万人へと増加しており、約3億人の人口である米国において約11人に1人が遺伝子検査を受けていることになる。健康管理の他に犯罪捜査にも利用されており、その他への利用も期待される。米国に続き、日本でも遺伝子検査ブームが波及する可能性がある。

以下に、遺伝子検査関連の銘柄を紹介するので、参考にしていただきたい。

コード 銘柄名 内容 終値
(5/31)
注文画面
2432ディー・エヌ・エー簡易遺伝子解析サービス「MYCODE」2,192
2931ユーグレナ個人向け大規模遺伝子解析サービス「ジーンクエスト」843
4671ファルコホールディングス遺伝性腫瘍遺伝子検査の受託1,637
4689ヤフーゲノム解析キット「Health Data Lab」313
9438エムティーアイ遺伝子解析サービス「DearGene 」663

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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