次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2019年02月08日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】膠着状態の日経平均株価。明暗分かれる個別銘柄への次の一手

日経平均株価は1月21日に5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に突き抜けゴールデンクロスを形成した。米国株高や円安を好感し日経平均株価は持ち直しの動きが継続しているものの、決算発表シーズンと重なっていることから利益確定売りが出やすいことや21,000円の節目を前に足踏み状態となっていることから戻り待ちの売りに押されるなど節目突破とはならず20,000円から21,000円のレンジで推移している。

【日経平均株価:日足:6ヶ月】

3月期決算企業の第3四半期決算発表も終盤となり外需・内需による差が鮮明となってきた。通期見通しを6年ぶりの最終減益になると発表した日本電産や、産業メカトロニクス部門や電子デバイス部門で中国向け需要が減少していることから連結業績予想を下方修正した三菱電機など、米中貿易摩擦をはじめとした外部環境の悪化が外需関連企業にマイナスの影響を及ぼしている。一方で、内需関連企業で良好な決算発表が見られる。訪問介護大手のニチイ学館は老人ホーム事業が業績に貢献し最終利益を前年同期比約23%伸ばしたことや、計測器が主力のアンリツは通期業績と配当予想を大幅に上方修正している。

足元の日経平均株価は21,000円の節目を前に膠着した状況が続いているが、個別銘柄を見ると外需と内需で決算内容に明暗が分かれており、内需系でテーマ性のある銘柄への物色は旺盛である。先にあげたアンリツが良い例で、次世代通信規格の5G技術の基地局や計測器関連で注目を集めていた銘柄であり、決算発表後の1月末から株価は連騰している。5G技術関連は2020年に東京で開催される大規模競技大会に向けて官民を挙げて取り組みが進んでおり、2019年は5G技術関連銘柄をしっかり見ていきたい。

直近の5G技術関連の話題としては、中国通信機器の最大手である華為技術(以下 、ファーウェイ)が思い起こされるだろう。ファーウェイは5G技術の通信基地局で世界トップシェア(世界通信基地局シェア3割を占める)であり、安価でありながら高性能であることが売りであるが、中国の5G技術が世界に浸透することに対し米国を中心に安全保障上の危機感を抱く国家が多く、今回の排斥の流れが生み出されている。なぜなら、ファーウェイによる4G技術の100倍の通信速度を持つ5G技術の世界的普及は、実質的に中国による情報支配に繋がりかねないからだ。既に、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドがファーウェイ製品の排除に乗り出している。今回の一件は5G技術利用のコスト上昇につながると見られているが、シェアトップが排除されつつある今、既存企業の収益機会は拡大するだろう。

以下に、5G技術関連の銘柄の中から基地局・計測器等関連銘柄を紹介するので参考にしていただきたい。

コード 銘柄名 終値
(2/8)
注文画面
1721コムシスホールディングス2,769
1951協和エクシオ2,719
1973NECネッツエスアイ2,495
6501日立製作所3,365
6701日本電気3,670
6702富士通7,446
6706電気興業2,605
6754アンリツ2,160
6838多摩川ホールディングス686

(岡三オンライン証券 エクイティ事業部)

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