【次の一手】GWで注目される、防犯関連銘柄

04/15(月)10:00

今年の10連休GWは、歓喜する子供たちの陰で、ビジネス界には様々な影響が表れそうだ。高齢化や人手不足が進む日本の社会において、休日が増えることは、良いこともあれば、思わぬ不測の事態も考えなくてはならない。
そうした需要の一つに、防犯強化がある。休日の増加は余暇への支出を増加させ、長期休暇は海外旅行などの大型旅行への需要を拡大させるだろう。そのことによって、旅行や運輸業界だけではなく、防犯やペットホテル、介護サービスなどの需要も増大する。特に、今年のような大型連休は、それらの需要を喚起し、投資家にもそれらを再認識させる良い機会になるだろう。
そこでここでは、防犯関連の銘柄をいくつか挙げてみたい。

決算月 銘柄コード 銘柄名 事業 終値
(4/15)
注文画面
6月3076あい ホールディングス防犯システム1,906
3月6718アイホンインターホン・監視カメラ1,815
12月7740タムロン監視カメラレンズ2,277
3月2331綜合警備保障警備国内2位4,915
3月9735セコム警備国内首位9,393
2月9740セントラル警備保障防犯・警備5,500

上記銘柄のうち、表中上から3銘柄は、防犯カメラの関連銘柄であり、下の3銘柄は総合的な警備保障会社だ。
あいホールディングス(3076)は、カード発行機や防犯カメラなどを手掛け、金融機関向けに強い。カード発行機は、新元号関連でもある。アイホン(6718)は、インターホンで国内首位の企業。米国、欧州にも進出しており、国内でも集合住宅向けが更新需要で好調。タムロンの主事業は、一眼レフカメラの交換用レンズ。そちらの事業も堅調だが、監視カメラ用レンズやドローン用レンズの需要も伸びている。
以上監視カメラ関連3銘柄は、業績はそれぞれ好調で、今期も順調な増益が予想されている。一方、下の総合警備関連の3社は、明暗を分けている。業界トップのセコムは、今期売上を初の1兆円に乗せる可能性があるが、人件費の上昇などにより、営業減益が予想されている。しかし、セントラル警備保障(9740)は、鉄道会社向け警備サービスの需要増大により、4月11日に発表した決算では前期比96.6%増益の3,409百万円を計上し、株価が急伸している。

セントラル警備保障(9740)日足チャート:6ヶ月

警備サービス2位で、機械警備を得意とする綜合警備保障(2331)もまた、業績を堅調に伸ばしている。ただし、会社予想の営業利益331億円は過大な数値であるという指摘もあり、3月業績の発表が待たれる。

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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