オプション取引の取引例

オプション取引の取引例

オプション取引の4つの基本戦略では、4パターンのオプションについてお話ししました。オプション取引を使うことで、相場環境に応じて現物取引ではできない様々な取引が可能です。保有する現物株やETFのヘッジに活用することもできます。また、オプションと先物を活用し、さらに多様な取引をすることもできます。今回は、具体的に日経225オプション取引を例に見てみましょう。

下記例については、代表的な日経225オプション取引で解説しており、手数料、税金等は考慮しておりません。また、当社でお取引いただく際には、別途現金証拠金が必要です。

オプション取引を活用 -リスクを抑えて値上がり益を追求する-

日経225オプション取引を使い、損失を限定しながら利益を追求することが可能です。以下の例はコール・プットのそれぞれのオプションの買いを例としています。

コールの買い

権利行使価格20,000円の日経225コールオプション(20,000円で日経平均株価を買う権利)をオプション価格50円で1枚購入したとする。

投資資金=50円×1,000(単位)×1枚=50,000円

  • (1)その後日経平均株価が上昇し、日経225コールオプションのオプション価格が200円へ上昇し売却した場合。
    (200円-50円)×1,000(単位)=+150,000円
    の利益を得ることができます。
  • (2)その後日経平均株価が下落し、オプション価格0円でSQを迎えた場合
    (0円-50円)×1,000(単位)=-50,000円
    となり、損失がオプション価格分に限定された。

プットの買い

権利行使価格20,000円の日経225プットオプション(20,000円で日経平均株価を売る権利)をオプション価格50円で1枚購入したとする。

投資資金=50円×1,000(単位)×1枚=50,000円

  • (1)その後日経平均株価が下落し、日経225プットオプションのオプション価格が200円へ上昇し売却した場合。
    (200円-50円)×1,000(単位)=+150,000円
    の利益を得ることができます。
  • (2)その後日経平均株価が上昇し、オプション価格0円でSQを迎えた場合
    (0円-50円)×1,000(単位)=-50,000円
    となり、損失がオプション価格分に限定された。

オプションを買った場合、損失額はオプション価格分に限定されます。日経225オプション取引を活用することで、相場の上昇局面、下落局面にかかわらず損失を限定しながら利益を追求することが可能です。

オプション取引と先物を活用 -長期的な上昇相場を捉えつつ、目先の値下がりリスクを軽減する-

長期的に日経平均株価が上がると考え日経225先物を20,000円で買建。その後、短期的に小幅下落するであろうと予想し、権利行使価格20,000円のコールオプション500円を売建し、プレミアム収入500円で日経225先物の損失の一部を補おうと考えると、
【最大利益】コールオプション決済による受取りプレミアム分(500円)+先物利益
【最大損失】無限大(受取りプレミアム分(500円)-先物損失)
となります。

この取引のメリット・デメリットをまとめると以下になります。

メリット

①コールオプションの売りのリスクを消すことができる
⇒日経平均株価が上昇した場合、コールオプションの売りででる損失分を保有している日経225先物の利益分で相殺します。

②日経平均株価の下落リスクを緩和できます。
⇒日経平均株価の下落による日経225先物の損失を、コールオプションの売りで得たプレミアムを受取ることで損失を緩和できます。

デメリット

①日経平均株価の下落リスクを完全に消すことはできない
⇒日経225先物の投資資金をコールオプションの売りで得たプレミアムで全てカバーできるわけではありません。

②利益に上限がある
⇒日経225先物の利益分とコールオプションの売りででる損失分が相殺しあうため、日経平均株価がいくら上昇しようとも利益はコールオプションの売りで得たプレミアム分に限定されてしまいます。

ページトップへ