岡三ネットトレーダーシリーズ

ステップアップガイド ~テクニカル分析などの解説~

テクニカル分析基礎知識

テクニカル分析-(9)ウィリアムズ%R

「買われすぎ」「売られすぎ」を判断

「ウィリアムズ%R」は、比較的新しいオシレーター系のテクニカル指標です。
考案者は、有名トレーダーのラリー・ウィリアムズ氏。彼は自己資金でトレードをするかたわら、著作・講演会等も数多くこなしています。1987年のとある投資コンテストで優勝したことが、彼の名前を有名にしました。

ただ、テクニカル指標としては、それほど斬新なものではありません。単純にパラメータを20にし、「ウィリアムズ%R」の0と100を逆にすれば、別の項で解説している「ストキャスティクス%K」とほぼ同じになります。利用するデータが、「ウィリアムズ%R」は「高値と終値の差」、「ストキャスティクス%K」は「終値と安値の差」といった違いがあるくらいです。

そのため、基本的な見方も「ストキャスティクス%K」と同じ。一定期間の価格変動幅の中で、直近の終値が相対的にどのレベルにあるかを計り、「買われすぎ」「売られすぎ」を判断することに変わりありません。

図1
ローソク足(日経平均/5分足/2010年6月29日~7月1日)とウィリアムズ%R

敏感すぎて"だまし"が多いのが欠点

「ウィリアムズ%R」は、短期売買用に考案されたオシレーター指標であるといわれており、とくに逆バリ派に多く利用されているようです。
他のオシレーター指標よりも敏感に反応することが特徴ですが、その反面、敏感すぎて"だまし"が多く出現する欠点もあります。

しかし、そうした欠点が存在することも、ラリー・ウィリアムズ氏の売買スタイルを考えれば納得がいきます。彼は、主に日計りを中心とした短期売買を得意とするトレーダーであるため、"だまし"の排除よりも、「早く」「多く」シグナルが出る指標作りを行ったということなのでしょう。

また、ラリー・ウィリアムズ氏は「ウィリアムズ%R」を20日間で検証していましたが、それを目安に期間は修正することができます。
「岡三ネットトレーダー」では、このパラメーターを自由に変更可能です。なお、慣れれば問題はないと思いますが、「岡三ネットトレーダー」では売りと買いのレンジが上下逆(上のレンジが買い、下のレンジが売り)となっていますので、お気をつけください。

短期売買向けの指標ですから、使い方としては、デイトレードを基本として、3分足や5分足などに利用するのがよいでしょう。また、他の短期売買向け指標と同様に、この「ウィリアムズ%R」でエントリーした場合も、とくにロスカットをしっかりと設定する必要があります。
"だまし"が多く出現するという欠点については、一般的に、オシレーター系指標とトレンド系指標を組み合わせると、それが減るといわれています。
しかし、「ウィリアムズ%R」の場合はトレンド系指標と組み合わせるより、「節目で逆バリをする場合に、その売り買い判断を参考にする」といった使い方のほうが、利用価値は高いと考えられます。

ウィリアムズ%Rの「由来」や「概要」に関しては、リンク集の「テクニカルチャート解説」をご参照ください。

http://trade.okasan-online.rich-direct.jp/chart_help/frame.html

※この項目は2010年7月1日のブログを元に書かれたものです。

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