一言で「移動平均線」といっても様々な種類があり、「岡三ネットトレーダープレミアム」では、「単純移動平均線」、「加重移動平均線」、「指数移動平均線」の3種類を選択することができます。
以下は、単純移動平均線、加重移動平均線、指数移動平均線の日足チャートですが、これらの違いは、よく見ると分かってきます。
単純移動平均線
加重移動平均線
指数移動平均線
テクニカル指標は株価の方向性が当たることも重要ですが、そのテクニカル指標を参考にしている投資家が多くいることも重要です。
なぜなら、株価は「美人投票」ですから、多くの人が見ているテクニカル指標が非常に重要な意味を持ち、株価が結局そのようになることも多々あるからです。
そうした意味で、最も重要な移動平均線は、多くの投資家が参考にしている「単純移動平均線」です。
また、「買われすぎ」か「売られすぎ」かを判断するための大切な指標に「カイ離率」がありますが、この指標なども単純移動平均をもとに計算したものです。
従って、移動平均線の基本はなんといっても「単純移動平均線」なのですが、ならば、「加重平均移動平均線」や「指数移動平均線」はなぜ必要なのでしょうか。
それは、「テクニカル分析-(1)移動平均線の活用法」の項でも解説しているように、ゴールデンクロスやデッドクロスを売買タイミングとした場合、株価の山谷のタイミングからはかなり遅れてしまう傾向があるからです。
そこで、少しでもその遅れる傾向を修正し、できるだけ早く売買タイミングを掴めるようにしたいという要望から、より直近の株価の影響を大きくした「加重平均移動平均線」や「指数移動平均線」が生み出されたのです。
したがって、売買タイミングを図る場合は、まず単純平均で分析し、その補完として加重平均や指数平均を参考にするのが最適な使い方だといえるでしょう。
結局、100%当たるテクニカル分析は存在しないのですから、異なるものを併用し、いろいろな視点から判断することが大切です。
※なお、各移動平均線の計算式について知りたい方は、リンク集の「テクニカルチャート解説」の中の「ローソク足」のページをご参照ください。
http://trade.okasan-online.rich-direct.jp/chart_help/frame.html
※この項目は2010年4月26日のブログを元に書かれたものです。
ご注意:画面上に表示された画像に表示される個別銘柄は操作の説明上表示しているものであり、これらの銘柄の売買をいっさい推奨するものではありません。
岡三オンラインの総合口座をお持ちの方は
無料でツールをお使いいただけます。
リスク:【株式等】株価変動による値下りの損失を被るリスクがあります。信用取引では、投資金額(保証金)を上回る損失を被る場合があります。株価は、発行会社の業績、財務状況や金利情勢等様々な要因に影響され、損失を被る場合があります。投資信託、不動産投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等は、裏付け資産の評価額(指数連動型の場合は日経平均株価・TOPIX等)等の変化に伴う価格変動のリスクがあります。外国市場については、為替変動や地域情勢等により損失を被る場合があります。上場投資信託(ETF)および指数連動証券(ETN)のうち、レバレッジ型・インバース型の価格の上昇率・下落率は、2営業日以上の期間の場合、同期間の原指数の上昇率・下落率に一定の倍率を乗じたものとは通常一致せず、それが長期にわたり継続することにより、期待した投資効果が得られないおそれがあります。上場新株予約権証券は、上場期間・権利行使期間が短期間の期限付きの有価証券であり、上場期間内に売却するか権利行使期間内に行使しなければその価値を失い、また、権利行使による株式の取得には所定の金額の払込みが必要です。【各商品共通】システム、通信回線等の障害により発注、執行等ができず機会利益が失われる可能性があります。
保証金:【信用】最低委託保証金30万円が必要です。信用取引は委託保証金の額を上回る取引が可能であり、取引額の30%以上の委託保証金が必要です。
手数料等諸費用の概要(表示は全て税込・上限金額):【日本株】取引手数料には1注文の約定代金に応じたワンショットと1日の合計約定代金に応じた定額プランがあります。ワンショットの上限手数料は現物取引で3,300円、信用取引で1,320円。定額プランの手数料は現物取引の場合、約定代金200万円以下で上限1,430円、以降約定代金100万円ごとに550円加算、また、信用取引の場合、約定代金200万円以下で上限1,100円、以降約定代金100万円ごとに330円加算します。手数料プランは変更可能です。信用取引手数料は月間売買実績により段階的減額があります。信用取引には金利、管理費、権利処理等手数料、品貸料、貸株料の諸費用が必要です。【上場新株予約権証券】日本株に準じます。【中国株】国内取引手数料は約定金額の1.1%(最低手数料5,500円)。この他に香港印紙税、取引所手数料、取引所税、現地決済費用等の諸費用が必要です。売買にあたり円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします。【投資信託】換金時には株式投信の場合、基準価額に対して最大0.50%の信託財産留保金をご負担いただく場合があり、公社債投信の場合、換金手数料として1万口につき最大110円をご負担いただきます。信託財産の純資産総額に対する信託報酬(最大2.42%(年率))、その他の費用を間接的にご負担いただきます。また、運用成績により成功報酬をご負担いただく場合があります。詳細は目論見書でご確認ください。
お取引の最終決定は、契約締結前交付書面、目論見書等およびWebサイト上の説明事項をお読みいただき、ご自身の判断と責任で行ってください。
商号等:岡三証券株式会社 岡三オンライン証券カンパニー 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第53号
第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会