岡三オンラインの「企業分析ナビ」は、業績や中期的な株価動向、アナリストの評価などの企業情報がチェックできる優れた情報ツール。データの有用性はもちろんのこと、ビジュアル性(見やすさ)でも非常に高い評価をいただいております。
以下は、そんな「企業分析ナビ」の表示画面の一部です。 基本画面は4つほどありますが、この項では、最初の画面の見方と銘柄分析のやり方を解説します。
まず、「企業分析ナビ」を起動すると以下のような画面が現れます。
「企業分析ナビ」の画面例(2022年4月21日現在)
(1)に表示されているチャートは、選択した銘柄の3年分の週足。チャート、株価の基本的なデータ以外では、現状の「レーティング」、「直近目標株価」(グラフの赤い横線)、TOPIXβ値が表示されています。
選択した銘柄のチャートと株価の基本データが示される欄
「レーティング」は、この企業をフォローしているアナリストのレーティングの平均値。この銘柄はその値が「4.6」で、上位レベルのレーティング(やや強気)です。
「直近目標株価」は、(4)表に書かれた直近目標株価の「2,548.1円」をグラフに赤い横線で示したもの。現状の株価はこの水準近辺を下回っています。株価は、この目標株価にいったん近づいた後、調整局面入りしていることが見てとれます。
(2)はTOPIX、業界指数(この銘柄の場合は電気機器)との相対指数の動きです。
選択した銘柄の株価とTOPIX、業界指数を相対比較で示したグラフ
この銘柄は52週(約1年間)にわたって、業界指数(輸送用機器)、TOPIX以上の上昇をしてきました。その後一旦調整局面入りしたものの、現状も業界指数を上回って推移し、高値をうかがう展開となっています。こうしたケースでは、先行き期待も入って上昇している可能性も考えられるため、ニュース等の材料には注意しておきたいところです。
(3)はニュースで、直近までの状況を見ることができます。
(4)は、「IFISコンセンサスレーティング」の集約表です。
主要証券会社の各アナリストの評価の平均が示される
(5)は売上高、営業利益、経常利益、当期利益が予想(通常は2期予想)を含めて、見やすい棒グラフで表示されています。注目点は営業利益と経常利益の予想が拡大しているかどうかです。
(6)は企業概況と会社概要です。参考になります。
(7)は株価とファンダメンタル分析指標、さらに部門別円グラフが表示されています。
(8)は同業企業のデータ一覧。ここには、同業種(この銘柄の場合は輸送用機器)の全銘柄について、「レーティング」や「目標株価」をはじめとする各種データが株価ボードと同じ形式で表示されます。項目ごとに並べ替えも自由自在です。
さらに、CSV出力が可能ですので、EXCELに全データを取り込むことができます。そのまま分析で使うこともできますし、コード番号を株価ボードに一括登録すれば監視銘柄として利用することができます。
また、EXCELに取り込んでから、たとえば「レーティングが3以上」とか「現値との乖離率が10%以上」などの条件で選別し、必要な銘柄を株価ボードに登録して、さらに検討することもできます。
個人投資家の皆様は、真に投資するべき企業の発掘に、この「企業分析ナビ」を大いにご活用ください。
「企業分析ナビ」は、「岡三ネットトレーダープレミアム」および「岡三ネットトレーダーWEB2」でご利用いただくことができます(2020年5月現在)。
※この項目は2010年5月25日のブログを元に書かれたものです。
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