使い方 ステップアップガイド

テクニカル分析04 エンベロープ

エンベロープはトレンド系のテクニカル分析で、基本的には移動平均線とのカイ離率をバンド幅として表示するものです。
そのポイントは、ボリンジャーバンドとは異なり、バンド幅が一定だということ。つまり、移動平均に対して何%のカイ離率とするかによって、違いが出るわけです。
一般的には、日足をベースとするなら25日移動平均(約1カ月)に対して5%カイ離、もしくは10%カイ離が用いられます。

このエンベロープもボリンジャーバンドと同様に、「逆張り」投資と「順張り」投資のどちらにも使うことができます。将来のことは分かりませんが、株価がレンジ内の動きの場合は「逆張り」、株価がトレンドを持っている場合は「順張り」が有効です。
また、銘柄によって異なりますが、カイ離率は「逆張り」では大きめに、「順張り」では小さめにしたほうが、エントリー回数は適正化しやすくなります。

エンベロープ(算出期間25日、カイ離率(Shift)5%)が表示された日足例

「岡三ネットトレーダープレミアム」でエンベロープをご利用いただく場合、パラメータとして、移動平均の算出期間とカイ離率(Shift)を自由に変更することができます。グラフ上でパラメーターを連続的に変更すると、エンベロープの変化がよく分かるので、お試しください。
さらに、売買サインとして、「上値を上抜けまたは下値を下抜け」=「順張り」の表示がチャートの上に出てきます。パラメータを変更することによって売買サインも変化しますので参考にしてください。

エンベロープ(算出期間25日、カイ離率(Shift)5%)と同じ算出期間のボリンジャーバンドを同時に表示した日足例

また、「岡三ネットトレーダープレミアム」では上の画面のように、同じチャート上にエンベロープとボリンジャーバンドを同時に表示することもできます。この時、算出期間を同じにすれば、両テクニカル分析の対比によって、それらの特徴をより明確に掴むことができます。

どんなテクニカル分析にせよ、その特徴をよく理解し、投資対象に対して有効性がある(エッジがある)ことを検証したうえで、ご自分のトレードシステムに組み込んで利用されることをお勧めします。
その際、ロスカットだけは厳格に守ってください。長く相場で生き残るためには、ロスカットは非常に大事です。

※エンベロープの「由来」や「概要」に関しては、リンク集の「テクニカルチャート解説」をご参照ください。

http://trade.okasan-online.rich-direct.jp/chart_help/frame.html

※この項目は2010年5月12日のブログを元に書かれたものです。

ご注意:画面上に表示された画像に表示される個別銘柄は操作の説明上表示しているものであり、これらの銘柄の売買をいっさい推奨するものではありません。

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