岡三ネットトレーダーシリーズ

ステップアップガイド ~テクニカル分析などの解説~

テクニカル分析基礎知識

テクニカル分析-(1)移動平均線の活用法

移動平均線で総括的なトレンドを見る

チャートにはいろいろな種類のものがありますが、テクニカル分析の手法などにより、以下の4種類に大きく分類することができます。

(1)トレンド系
株価の方向性(順バリ)を分析する手法群。
(2)オシレーター系
株価の位置関係(逆バリ)を分析する手法群。
(3)出来高系
株価と出来高を使って株価の上昇力や下降力、もしくは株価の抵抗帯を分析するもの。
(4)不規則時系列系
時間を分析の概念に入れないもの。

この分類カテゴリーに、岡三オンライン証券でご利用いただけるテクニカル分析を当てはめると、次のようになります。

(1)トレンド系
移動平均線、ボリンジャーバンド、エンベロープ、一目均衡表
(2)オシレーター系
MACD、ストキャスティクス、RSI、ウィリアムズ%R、サイコロジカルライン、カイ離率、DMI、PMAO、CCI
(3)出来高系
価格帯別出来高、出来高、出来高移動平均線、OBV、VR、VMAO
(4)不規則時系列系
P&F、新値足、逆ウォッチ曲線

これらの中でも、最もよく使われるのが「移動平均線」です。その計算方法は、単純5日移動平均ならば、

当日の移動平均=(当日+1日前+2日前+3日前+4日前)/5

となります。

株価は日々上下していますが、移動平均線の滑らかな傾きを見れば、総括的に上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのかを判断することが可能です。

ちなみに、この日にちを長くすると長期のトレンドがわかります。日足の場合、一般的に「短期線を5日」「中期線を25日」「中長期線を75日」「長期線を200日」とするのは、それぞれ「一週間」「月間」「四半期」「一年間」を想定しているためです。

「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」

移動平均線を使った売買手法としては、株価と移動平均線の関係から買い時・売り時を判断する「グランビルの法則」や、短期線と長期線の関係から買い時・売り時を掴む「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」などが代表的です。
ただ、これらの古典的な売買手法は「当たる時もあれば、当たらない時もある」といった程度のパフォーマンスになっているようです。

図1
日経平均の日足(2010年4月19日現在)

「ゴールデンクロス」は、短期線が中期線などを下から上抜ける形で交差することをいい、買い時のサインといわれています。また、「デッドクロス」はその逆で、短期線が中期線などを上から下抜ける形で交差することをいい、売り時のサインとされています。
上の画面は、2010年4月19日現在の日経平均の日足データと移動平均線(短期線が青、中期線が赤、中長期線が緑)ですが、実際の株価と「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」の関連を見ると、「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」は、株価の山谷のタイミングから、かなり遅れていることがわかります。

移動平均線を支持線や抵抗線として見る

移動平均線のもう一つの活用法としては、それ自体をサポートライン(下値支持線)やレジスタンスライン(上値抵抗線)として見る方法があります。上の画面(日経平均/日足/2010年4月19日現在)の例では、日経平均11,204円に対して中期線の10,995円、中長期線の10,612円がサポートラインとなります。

さらに、移動平均線は5分足などでも利用できますが、ギャップのあるところでは以下のようにいびつな線になるので注意が必要です。

図2
日経平均の5分足(2010年4月13~14日)

この項目は2010年4月19日のブログを元に書かれたものです。

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