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岡三RSS活用編動画!動画を見て岡三RSSを使いこなそう!

岡三オンライン RSSサンプルシート解説 RSS総合チャート管理

さまざまなテクニカル指標の中から現在値の位置が確認できる一覧表とチャート

このビデオの主なポイントとタイムライン

このビデオでは、エクセルのサンプルシート「RSS総合管理チャート」について説明しています。(ダウンロード先:「岡三RSS活用術」のページ下部の目次)。このシートでは、さまざまなテクニカル指標の順番をチャートポイントとして高安順に並び替え、その中で現在値がどの位置にあるか、一覧表やチャートで視覚的に見られるようになっています。

これまでのビデオで紹介してきたチャートの描き方や、関数を組み合わせれば、多くの部分は作成できるようになっています。4本値のデータ部分などは、現在、日経平均先物のデータが入っていますが、個別株や為替に変更して利用もできます。

なお、岡三RSSを起動して、サンプルシートを開くと、データ更新が可能となります。エクセルの岡三RSS[アドイン]で[更新]ボタンをクリックすると、すでに表示してあるデータが最新データに更新されます。

最近のWindowsでは、データ更新のために設定変更が必要になる場合があります。設定方法については、読み込んだシートが更新されない場合はこちら別窓をご覧ください。

サンプルシート内のシートは「Monitor」「ChartCalc」「四本値」の3つです。それぞれのシートの役割は次のとおりです。

シート全体としては、「四本値」シートで、岡三RSSを使ってネットからデータを取得し、「ChartCalc」で裏方の計算を行い、その結果を抜粋して「Monitor」シートで見やすく表示し、運用時に活用する、という流れになっています。

チャートポイントを算出する「ChartCalc」シートの構成(TIME:2:50~11:40)

このシートで表示しているチャートポイントについて、具体的に紹介します。チャートのポイントを実際に計算しているのが、「ChartCalc」というシートで、左側のC列がチャートポイント(前日終値、前日高値、前日安値……など)、D列がその結果です。

計算は岡三RSSのCandle関数を使って日足ベースで取得したデータをもとに行っています。実際に関数を入れてデータを取得しているのは「四本値」というシートです。こちらの4本値を「ChartCalc」シートの真ん中付近、O~R列(Open、High、Low、Lastの欄)に移動させて、そこから、平均足、MA(移動平均)、ボリンジャーバンド、ボラティリティ、一目均衡表を算出しています。

チャートポイントとして、前日高値・安値、MA(移動平均線)、VWAP(当日の出来高加重移動平均線)、一目均衡表の転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、ボリンジャーバンドは25移動平均と+1σ、+2σ、-1σ、-2σほか、さまざまなポイントをD列で算出しています。なお、黄色く色づけしたセルは変更が可能です。たとえば、ボリンジャーバンドでは、+2σの部分を2.000→2.33と変更すればその値が出ます。

C列、D列に並んでいるその他のチャートポイントについて簡単に説明します。

指定期間高値・安値(半値戻し、1/3戻し、フィボナッチ係数)

「Monitor」シートのチャートに表示された範囲の中での高値・安値が表示されます。範囲の決め方は、チャートの上にある「サンプル数」を入力します。現在、200と入っており「200営業日分を表示しなさい」という意味です。範囲を変えたい場合は別の数字を入力します。

表示している区間で高値・安値をもとにした節目が見たい時には、「High Low OFF」の部分を「High Low On」に変更します。「High Low OFF」のセルをクリックした時に、下矢印(▼)が表示されるので、クリックすると「High Low On」が選べるようになっています。「High Low On」にすると、高値・安値だけでなく、現在の範囲内で半値(点線)、1/3ずつのライン(緑線)、フィボナッチ係数38.2%戻し(安値から見て61.8%)のライン(水色のライン)も表示されます。「ChartCalc」シートのC列D列に戻ると、上で表示されていた期間高値安値やフィボナッチ係数などが表示されています。

ヒストリカルボラティリティ(HVn)」

スライド上では20%と出ています。今日の終値まで入れて25営業日間のヒストリカルボラティリティを計算した結果が20%という意味です。ボラティリティは、値動きの度合いを示しますが、20%の変化度合いに対して、昨日の終値から±1σ上、±2σ。さらに、「出現確率1%程度」の±2.33σも入れています。

ピボット

ピボットは前日の高値・安値・終値をベースに考えられた指標です。真ん中がP、上がレジスタンスの1、2、3、下がサポートの1、2、3です。

チャートポイントを高安順に並べて抜粋する(TIME:9:20)

以上で紹介した「ChartCalc」C列、D列のチャートポイントの抜粋を「Monitor」シートの左側に表示しています。チャートポイント並べ替え方法として、最初に、同値があった時に順番が決まるように、細かな修正を加えています。具体的には、各項目に10万分の1、10万分の2、10万分の3とほんの少しだけ値を加える操作をしています(「ChartCalc」F列、)。こうすれば同値のポイントがあっても、並び替え順が決まります。

並び替えには「Small関数」を利用します。関数の式は以下のように入力すれば、値が小さい順番に表示されます。

=SMALL(配列,順位)

H3セル(H列のデータ範囲のいちばん上)には次のように入力されています。

=SMALL(OFFSET(F$3,0,0,I$3,1),I3)

Offset関数がF列のデータ範囲を示しています。I3セルには41が入っていますから、H3セルには、41番目に小さい(=いちばん大きい)値が表示されます。

H3列の数値に対応するチャートポイント名を表示するために、G列では「Match関数」が使われています。Match関数は以下のように入力します。

=MATCH(検査値,検査の範囲,[照合の種類])

検査値が検査の範囲内で上から何番目に位置しているかが表示されます。3つ目のパラメーターの「照合の種類」は0ならば完全一致を意味しています。

=MATCH(H3,F3:F52,0)

今、ビデオ上のG3セル(期間指定高値)の右側(H3セル)には「10220」と表示されています。この数値はF列では上から18番目に同じ数値があるため、Match関数では「18」となります。ここにOffset関数を追加して、H3の数値に対応する表題をG3セルに持ってきて「期間指定高値」と表示させています。

これらのチャートポイントをベースに「Monitor」シートにチャートポイントを20個に抜粋しています。チャートポイントのデータは、抜粋するために「ChartCalc」内のデータを、「Monitor」の右側にいったん移動させ、その後、チャートの左側の欄に表示させています。

運用の際に実際に利用する「Monitor」シート(TIME:11:41~13:46、16:12~22:21)

チャートポイントの抜粋表(TIME:11:41)

「Monitor」シートに表示されたチャートポイントの表は、3列で表示されており、価格が高い順に上から並んでいます。1列目が項目名、2列目には各チャートポイントの価格が表示されています。現在値と本日高値・本日安値だけは価格を3列目に表示しています。

また、ビデオでは緑の縦の線が表示されています。これは本日の始値から現在値までの幅を示しています。また、この縦棒は本日始値よりも現在値が上がっている場合、は赤表示、下がっている場合は緑表示になっています。

現在値と本日高値、本日安値ですが、実際の値を3列目に、昨日に対して何σ相当動いていたかを1列目に表示しています。それと現在値欄のいちばん右(4列目)に25.0%と表示されています。今日の値動きが(本日高値)620円-(本日安値)540円=80円です。現在値が8560円で、本日安値から20円上にあります。20円は80円の1/4、ということで25.0%と表示されています。もしも現在値が8580円なら50.0%と表示されます。

20個のチャートのポイントのさらに上の部分にはいちばん近い買い気配と売り気配の板を表示しています。

アラートとテクニカル指標の設定(TIME:16:12)

アラートポイント

「Monitor」シートの左上に「Alert Point」があり、ビデオでは「8560円」「以下」「on」と表示されています。これは現在値が8560円以下になった時に、「条件合致」の文字表示と音が鳴る仕様になっています。価格は数値を入力すれば変更できます。以上・以下、on・offはセルをクリックして、▼のメニューから変更が可能です。

テクニカルチャートの表示

「通常足・平均足」
表示するテクニカルチャートは、チャート上部に表示された文字をクリックすることで変更可能です。いちばん左側は「通常足」となっていますが、トレンドを見るための「平均足」も選択ができます。

「一目均衡表・ボリンジャーバンド・High Low」
テクニカルチャートは「一目均衡表」「ボリンジャーバンド」、または「NA」(表示なし)が選択できます。その右隣が「High Low」については前述しましたが、チャート範囲内における高値・安値ほか、半値とか1/3戻し、フィボナッチ係数のラインが出ます。これらの表示のON/OFF切替ができます。

「サンプル数」
チャートの表示範囲は、「サンプル数」で設定します。サンプルチャートにはデータが現状では300しか入っていないので、あまり長い期間は無理ですが、たとえば、200→80に切り替えて、より短期的に見るといったことは可能です。

「移動平均線」
「移動平均線」は、4カ所入力欄があります。5日、25日などの欄に好きな数字を入れられます。ただし、こちらもデータの数に依存しますから、サンプルシートでは、あまり長い期間の移動平均線は表示されません。なお、線を表示したくない場合は「off」も選択できます。

「軸調整」
縦軸の数値の幅は、銘柄を変えたり表示時期が変わって、うまく表示されない場合、「軸調整」ボタンを使用します。これはマクロ機能によりチャートを縦軸のデータ範囲内にうまく表示するよう調整する機能です。このマクロ機能については、特に解説しませんが、グラフの右側の方に、最大値と最小値と目盛間隔を決めるセルを作っていて、ここにある値でチャートの最小値、最大値、目盛り区分を決めるマクロにつながっています。

元データを取得する「四本値」シート。変更すれば個別株や為替にも応用可能(TIME:13:46~16:11)

「ChartCalc」シートに表示する元データは「四本値」シートでデータを取得して、それをイコールで結ぶ形になっています。ちなみに、このデータは日経平均先物で作っています。緑色の表示欄に関数が入っています。こちらを個別の株の関数、Fのつかない関数(たとえば、4本値データの取得に使う関数は、先物=FCANDLEですが、個別株=CANDLEで、頭にFがつかない)に換えることで個別株にも対応ができます。

4本値以外でも、VWAP、現在値時刻、買気配数量、売気配数量、始値、高値、安値、現在値など、セルが緑色で表示されています。これらの欄はすべて岡三RSSのアドインを使って置き換えることができます。

なお、Candle関数は、通常はリアルタイムでデータを自動更新し続けます。パソコンの負荷が気になる方は、ボタンをクリックした時だけ更新を行うマニュアルモードの「CANDLE_M関数」を使う仕様も選べます。

その時には、時系列データのいちばん上(連番1)の行を昨日(2012/6/14)の時点の始値、高値、安値、終値に変更する手があります(最初の状態では、連番1の行が「現在の価格」欄の取引日付と同じ最新日付になっています)。

そうしておいて、時系列データのいちばん上を1日目にしたい時は、黄色で表示された「最新データ日付欄」を「セルB4」→「セルB7」に変更します。すると、右上に表示された日付が「2012/6/14」に変わります。ここにイコールで結んであるのが、「CartCalc」シートの4本値データ欄の「N31セル」です。ここを切り替えることで、最新データを使うか、昨日のデータを使うかを変更できます。

時系列データのいちばん上の行が常に自動更新されている状態にしたいなら「最新データ日付」欄を「セルB7」に、時系列データを固定して、最新のデータは上の太字内「現在の価格」欄で取ろうと言うときには、「セルB4」を選んでください。

目次

テーマ レベル 動画の内容
岡三RSSでチャートを描画しよう!

サンプルシートダウンロード

vol.1矢印

岡三RSSを使ってエクセルシートでチャートを描く
※エクセルでの株価データベース構築のコツ
※岡三RSSでの時系列データ取得の実際の解説
視聴

vol.2矢印

エクセル2007や2003でのグラフ機能を使い株価チャートを作ってみる。
※移動平均付きローソク足を作る
視聴

vol.3矢印

☆~☆☆ チャートづくりに便利な関数
※「OFFSET関数」の解説
※昇順降順の順番変え・移動平均の日数を可変に
視聴

vol.4-1矢印

ボリンジャーバンドの解説 + 具体的な作り方 視聴

vol.4-2矢印

一目均衡表の具体的な作り方 視聴

「RSS総合チャート管理」(解説)矢印

サンプルシートダウンロード

「サンプルシートダウンロード」解説 チャート・ポイント計算とチャート描画をあわせた総合シート
※チャートの総合シートとチャートポイントを一覧で見ることが出来るエクセルシートのデザイン提案
移動平均・ボリンジャーバンド・一目均衡表・平均足チャート
視聴

チャートポイント警告矢印

サンプルシートダウンロード

チャートポイント警告(先物用・個別株用)
※注文関数と連携も視野に 移動平均とボリンジャーバンドを例に
※「ゴールデンクロス・デッドクロス」警告 「ボリバンの指定σ到達」警告
視聴

「簡易マーケットプロファイル」(解説)矢印

サンプルシートダウンロード

「解説」マーケットプロファイルの簡単な説明と描画シートの使用方法解説
※Type-A とType-B
視聴

簡易型ボリンジャーバンドバックテスト(解説)矢印

サンプルシートダウンロード

「セミナー」テクニカル分析に基づいてトレードをしたときの検証をエクセルを使って行う
※どこまで検証できるのかの限界を最初に明確にする。
※ボリンジャーバンドを使ったトレーディングの一例の解説
※累積損益の最大化 最大ドローダウンの最小化
※順張り/逆張り 強制ロスカット・スリッページ
視聴
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読み込んだシートが更新されない場合

シート制作者と利用者の岡三RSS(アドイン)保存場所が異なる場合、データが更新されないことがあります。
その際は下記手順に沿ってアドインの場所を指定するか、各セルの計算式を修正してください。

STEP1

下記メッセージ(このブックには、ほかのデータソースへのリンクが含まれています。)が表示されたら、[更新する]ボタンをクリックします。

STEP2

下記メッセージが表示されたら、[リンクの編集]ボタンをクリックします。

STEP3

[リンクの編集]ウィンドウで[リンク元の変更]ボタンをクリックして岡三RSSのアドインがある場所を選択します。
初期状態では下記になります。
C:\Program File\Okasan Online Securities Co.,Ltd\岡三RSS\岡三RSS.xla

[リンク元の変更]ボタンがクリックできない場合は、[閉じる]をクリックしてブックを表示し、各計算式が入っているセルでシングルクォーテーションに囲まれた部分を削除してください。

例:
’C:\Program Files\Okasan Online Securities Co.,Ltd\岡三RSS\岡三RSS.xla‘! IDXCANDLE(K2,K3,K4,A13,K4,K5)

IDXCANDLE(K2,K3,K4,A13,K4,K5)