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岡三RSS活用編動画!動画を見て岡三RSSを使いこなそう!
岡三オンライン RSSサンプルシート解説 チャートポイント警告
このビデオの主なポイントとタイムライン
今回のサンプルシート「チャートポイント警告」は、チャートポイントへの到達をリアルタイムで警告・通知できます。ポイント到達通知シートのひな形としてご活用ください。そもそもの機能としては、岡三RSSのオリジナル「(F)Candle関数」を利用しています。この関数は、4本値データをエクセルに取り込む機能を持っています。データ入手の自動更新が可能ですので、チャートポイントへの到達もリアルタイムで知ることができます。
警告方法は、「セルへの表示」と「音による通知」です。関数としてエクセルの上で注文が出せますが、そこに注文連携も予定したシートです。なお、発注に関しては「個別株発注サンプル(基本)シート」が連携先になります。
個別株発注サンプルシートは、銘柄コード、現物・信用取引など必要な部分を書き、「発注Lock」を解除すると注文が出せます。「発注Lock」の解除条件として、チャートポイント到達(「Alert」の欄が0→1に変わること)と連動させて、注文を出していくことが可能です。
もちろん自動注文ではなく、チャートポイント警告を見て、他の発注ツールを使って手動で注文してもかまいません。「チャートポイント警告」のサンプルシートは、いち早く自分の警戒ポイントを知るためのツールとして、ご利用ください。
今回のサンプルシート「チャートポイント警告」は、「MA先物」「MA個別」「BB先物」「BB個別」という4枚のシートで構成されています。MAは移動平均線、BBはボリンジャーバンドで、それぞれに先物と個別銘柄(日本株)があります。
岡三RSSのオリジナル関数として、シート上に呼び出す「FCandle関数」(先物)、「Candle関数」(個別株)は、N列の上の方に書いています。そして、関数によって呼び出した4本値データなどはシートの左半分に表示されています。
「関数Lock」~データの取り込みon/offに使う
ふだん使うシート(4本値などのデータ取り込みをする)と、使わないシートがあると思います。そこで、使う・使わないの選択機能として「関数Lock」を設定します(各シートのF2セル)。使うときは「1」を入れれば、FcandleやCandle関数が有効になり、データが読み込まれます。使わない時は「0」を入れます。
「Sound」~音を鳴らす設定
音を鳴らすときには「関数Lock」の下にある「Sound」欄に1を入れます。こうしておくと「Alert」が1になった時や1から0に戻った時点で音がします。音がいらない場合は、Soundを0にします。
具体的な銘柄、足の長さといった指定項目は、H列上方にある四角で囲んだ位置に書きこみます。書き込む内容は、
セルごとの入力方法は以下のとおり見やすく分けています。
もしもデータの更新がうまくいかない時には、「関数Lock」の欄に0を入れると、データがいったんクリアされます。その後、もう一度1を入力すると、新しいデータにリフレッシュされて表示されます。
移動平均線(MA)は、短期線と長期線、2本の線を使うので、期間をふたつ設定します。長さはそれぞれ自分で決めてほしいと思います。この2本の線が交差する「Golden Cross」と「Dead Cross」を、今回のサンプルシートが監視します。また、移動平均線の傾きが上か下か、といった単純な判定にも応用できます。
ボリンジャーバンド(BB)は、一般的には25付近のサンプル数で標準偏差を計算してボリンジャーバンドを作ります。そして、移動平均からどのぐらいの標準偏差(σ)で離れているかを観測します。あらかじめ「何σ離れたら警告を出す」と指定します。すると、現実に指定σより株価が上や下になった時に、すぐに警告が出ます。
移動平均線のゴールデンクロスについて具体的に見ていきましょう。シートは「MA先物」で説明します。まず、移動平均を取るときに何分足(J4セル)で何本か(D7セル)を設定します。たとえば、1分足の5単位の移動平均ならば5分移動平均線、5分足で5単位ならば、5×5で、25分移動平均線となります。
たとえば、移動平均の2つの欄に「7」と「15」を入力してみます。それぞれの値がN列、O列にリンクしています。N列、O列のセル(たとえば、N12、O12)に書かれたOffset関数により、7個、15個の終値の範囲が指定されて、移動平均線の値が計算されています。この移動平均線のいちばん上の部分(N12)を移動平均の太字で囲まれた欄(F7)に持ってきています。
移動平均の欄のいちばん右(G7)には、矢印(↓↑)が書かれています。この意味は、5分前の時点(N12)と、現在の足(N13)を比べて、今の方が大きければ、移動平均線は上向き、今の方が低ければ下向きということで判定し、(G7)に矢印(↓↑)で表示する仕様になっています。
また、警告を出すか、出さないかは、先ほどの上向き・下向きではなく、ゴールデンクロスか、デッドクロスかを観測しています。たとえば、ゴールデンクロスとは、短期線が長期線を上回って来た状態です。移動平均の欄ので短期線のセル(F7)の値が、下の長期線のセル(F8)より大きければゴールデンクロス状態です。短期線の値が、長期線の値より小さい状態から反転して、大きくなった時に、「Alert」の欄(A2セル)が0から1に変わります。逆に小さくなった時には1から0に変わります。
この時、「Sound」欄(F3セル)を「on」にしておくと、1と0の変化時に音が鳴ります。「Alert」が表示されるA2セルには、条件付き書式が設定されており、1になった(ゴールデンクロス)時には、黄色で表示される設定になっています。
ゴールデンクロスではなく、デッドクロスを見たいという時には、「Alert」という黄色いセル(EとF列の6行目セル)をクリックして、「Dead Cross」を指定します。その場合には、ゴールデンクロスと逆で、移動平均の上のセル(短期線)が、下のセル(長期線)より小さな値になった時に、「Alert」が1に変わります。
ボリンジャーバンドについては、「BB先物」のシートで解説を行います。ボリンジャーバンドでは、計測するサンプル数と、標準偏差(σ)の何倍かを指定し、それに対して、4区分(以上、以下、超、未満)のパターンを選んで警告が出せる仕様になっています。
計算はN~Q列付近で行っています。N列でHLC(高値・安値・終値)の平均値を計算しています。その右横(O12セル)は、終値を21個の平均値を出しています。
次のP列では、HLCの平均値の標準偏差を計算しています。この値が1標準偏差の値幅です。この移動平均から1標準偏差の距離が1σ(シグマ)です。現在の株価と移動平均の距離が1標準偏差の何倍になっているか。その値が、ボリンジャーバンド内の現在値の位置(何σか)に相当します。
ビデオの例ではボリンジャーバンドの太線で囲われた欄を見ると、移動平均(E7セル)が9646.67円で、1σ(標準偏差、E8セル)が20.99円なので、「9646.67円+20.99円」で約9667円の位置に現在値があれば「+1σ」となります。
どこのアラートポイントで警告が出るかを指定する欄(E5セル)では、2σを超えたら通知して欲しい時は、「2」を入れて、「超」を選択します。黄色いセル(F5)では、▼をクリックすると、「以上」「以下」「超」「未満」の4区分から選択できます。
たとえば、「2倍超」で警告音を鳴らしてほしい時には、ビデオのケースでは標準偏差「20.99円」の2倍が約42円で、移動平均に42をプラスした足した9667円よりも高くなったときに、条件合致で「Alert」が0から1に変わり、警告音が鳴ります。
ろうそく足で1分、5分、15分といった短い期間に設定すると、銘柄によっては値段がつかなかいケースがあります。この時に4本値が更新されないケースが出てきます。このサンプルシートでは、Candle関数で左側に4本値を表示させた後、右側に移動させて計算を行っています。その際に、計算をする右側の範囲では、時間刻みにスキマがない形にしています。
スキマが空いた場所には、該当する始値・高値・安値のデータを入れるために、少し複雑な条件式が入っています。このサンプルシートでは、そこだけが少し技術的に難しいのですが、他の部分はシンプルな機能で作ってあります。これをベースにお客様ご自身の研究により、より使いやすいものに工夫していただければと思います。
テーマ | レベル | 動画の内容 | ||
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岡三RSSでチャートを描画しよう! | ☆ | 岡三RSSを使ってエクセルシートでチャートを描く ※エクセルでの株価データベース構築のコツ ※岡三RSSでの時系列データ取得の実際の解説 |
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☆ | エクセル2007や2003でのグラフ機能を使い株価チャートを作ってみる。 ※移動平均付きローソク足を作る |
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☆~☆☆ | チャートづくりに便利な関数 ※「OFFSET関数」の解説 ※昇順降順の順番変え・移動平均の日数を可変に |
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☆ | ボリンジャーバンドの解説 + 具体的な作り方 | 視聴 | ||
☆ | 一目均衡表の具体的な作り方 | 視聴 | ||
☆ | 「サンプルシートダウンロード」解説 チャート・ポイント計算とチャート描画をあわせた総合シート ※チャートの総合シートとチャートポイントを一覧で見ることが出来るエクセルシートのデザイン提案 移動平均・ボリンジャーバンド・一目均衡表・平均足チャート |
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☆ | チャートポイント警告(先物用・個別株用) ※注文関数と連携も視野に 移動平均とボリンジャーバンドを例に ※「ゴールデンクロス・デッドクロス」警告 「ボリバンの指定σ到達」警告 |
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☆ | 「解説」マーケットプロファイルの簡単な説明と描画シートの使用方法解説 ※Type-A とType-B |
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☆ | 「セミナー」テクニカル分析に基づいてトレードをしたときの検証をエクセルを使って行う ※どこまで検証できるのかの限界を最初に明確にする。 ※ボリンジャーバンドを使ったトレーディングの一例の解説 ※累積損益の最大化 最大ドローダウンの最小化 ※順張り/逆張り 強制ロスカット・スリッページ |
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