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チャートの描き方

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岡三RSSを使ってエクセルにチャートを描く 難易度 初級クラス
このビデオの主なポイントとタイムライン
このビデオでは、エクセルに表示されたデータから株価チャートを作成する方法を解説します。標準的には「エクセル2007」以降のバージョンで解説を行いますが、後半で「エクセル2003」の株価チャート作成方法も解説します。
なお、ビデオで表示される画面で利用しているエクセルデータは、下記テキストリンクからダウンロードできます。
※(ファイル名「チャート描画サンプルシート(先物).xls」)。このファイルは、ビデオ解説で使われるデータとデータ内容に若干の違いがあります。
解説ビデオのエクセルシートでは、左側に日々の4本値などのデータを管理する場所があり、データは「降順」で並んでいます。「降順」では、数字の大きい(新しい)方から小さい(古い)方に向かってデータが並んでいます。
現在、データ数は本数欄に267と表示されています(267はビデオの表示。ダウンロードのサンプルデータでは258)。データを管理する際には、降順が便利ですが(Vol.1ビデオ参照)、エクセルでチャートを描く場合には、上下順番をひっくり返して古い方から新しい方にする昇順にする必要があります。昇順のデータは、エクセルシートの右側に表示されています。
ここでは、いちばん古いデータが250となっています(サンプル数の欄)。この意味は、左側のデータが250本よりも増えていった時に、今日からさかのぼって250日前を常に基点としてチャートが描かれる、という意味です。
降順から昇順にデータをひっくり返し、直近データから250営業日前までのデータを自動的にシートに書き出す方法は「OFFSET関数」を使いますが、それに関してはVol.3のビデオで解説します。
ここでは、4本値のデータと範囲がすでに確定している時に、株価チャートを作る方法を解説します。
株価チャートをエクセルで描画する前に、データ範囲を指定しておきます。(ビデオ上では)「2011/1/7」の日付から横に4本値(始値、高値、安値、終値まで)を指定した後、いちばん下の行までずっと範囲指定します。
なお、Vol.1のビデオでも紹介しましたが、チャートの右側には、余白を作りましょう。右側に余白があると、チャートが見やすくなり、未来を予測するトレンドラインなども描けます。そのために、本日以降の未来の日付も入力しておきます。ビデオ上では12営業日先まで作ってあり、データは未入力です。
ここで、エクセルの使い方のコツを紹介します。いちばん上から下までデータの範囲指定する場合、一般的にはマウスでドラッグして範囲指定します。ただし、大量データの場合にはドラッグに時間がかかります。そこで便利な方法があります。いちばん上のセルをマウスで選んだ後、[Shift]+[Ctrl]+[↓]キーで、最終行まで一気に範囲指定ができます。
データの範囲指定を終えたら次の手順で株価チャートが表示されます。
<メニューバーから>
[挿入]タブ-[その他のグラフ]-[株価]-[株価チャート](ろうそく足を表示するもの)で選択
これで、いったんろうそく足のチャートが作られます。次に、グラフをひとつのシートに置き換えるために、次の操作を行います。
<グラフエリア上で右クリック>
[グラフの移動]を選択。[新しいシート]にチェック-[OK]ボタンクリック
作成したろうそく足のチャートに重ねる形で、移動平均線を折れ線グラフで表示します。
<ろうそく足のチャート上で右クリック>
[データの選択]-凡例項目(系列)で[追加]ボタンをクリック-(系列名をつける)[系列名]の空欄の右側のボタンクリック-[系列の編集]画面が出たら、[FCANDLE]のシートタブクリック-[T5]セル(5日移動平均線の意味を表す5MA)をクリック-[系列の編集]の欄にセルが入力されたら右側のボタンクリック-[系列の編集]内の[系列値]の右側のボタンをクリック-[FCANDLE]のシートタブをクリックし[T6]セルからいちばん下の行まですべて範囲指定-[系列の編集]の右側ボタンをクリック-[OK]ボタンクリック。
これで、系列に5日移動平均線(5MA)のデータが追加されました。続いてデータの目盛(横軸ラベル)部分を設定します(TIME:9:21)。
[横(項目)軸ラベル]-[編集]ボタンクリック-[FCANDLE]シートタブ-日付の範囲をいちばん上からいちばん下(C6セルからC268セル)まで範囲指定-[OK]ボタンクリック。
株価チャートの右側に表示された凡例欄に5MAが登場し、それと同時にろうそく足の形状が少し乱れた形に変化しました(この時点では、5MAのデータが折れ線グラフ化されずに、4本値のデータと混在しているためです)。
現在、チャートは6000円以下の部分が何も表示されていない状態です。そこで、目盛りを調整してチャートを大きく表示して見やすくします。縦軸の目盛りの最小値・最大値を設定します。
<縦軸上で右クリック>
[軸の書式設定]-[軸のオプオション]で[最小値]を[固定]にチェックして7500入力、[最大値]を[固定]にチェックして11500と入力。[閉じる]。
これでチャートの上下幅が大きく、見やすい表示になります。
現在、5日移動平均線(5MA)は折れ線グラフになっていません。そこで、ろうそく足とは別に扱う意味で、「第2軸」として右側に軸をもうひとつ作り、そちらを参照するように、5MAの系列をグラフ上で指定します。
チャート上でクリックすると、上部の数式バーの欄に「=SERIES……」という関数が表示されます。関数のいちばん右の数字が系列を示しています。「5」が表示されていれば「5MA」の意味です。
「5」以外ならば矢印キー(↑、↓)を押すごとに、SERIES関数の内容が変わります。関数の右端の数字1~5が系列番号を示しています。
を示しています。そして、「5」を選んだ状態で右クリックし、次の手順に進みます。
[データ系列の書式設定]-[系列のオプション]で[第2軸]を選択。[線の色]欄をクリック。[線なし]→[自動]に変更し、[閉じる]。
これで、、移動平均線が現れ、右側に第2軸も表示されました。また、先ほどの[線の色]は[自動]ではなく、「色(単色)」で色指定ができます。たとえば、赤に変更してみましょう。変更時は移動平均線上でクリックして選択し、右クリックから[データ系列の書式設定]を選べば先ほどと同様の設定画面が表示されます。
現状では、目盛りが左側(主軸)と右側(第2軸)でサイズが異なっていますので、第2軸を主軸にそろえます。設定方法は先ほど主軸を設定した時に同様です。
<第2軸の上で右クリック>
[軸の書式設定]-[軸のオプオション]で[最小値]を[固定]にチェックして7500と入力、[最大値]を[固定]にチェックして11500と入力。[閉じる]。
これで、ろうそく足と5日移動平均線が重なって表示されます。
5日移動平均線に加えて、他の移動平均線も追加します。グラフエリア上で右クリックから[データの選択]で[追加]ボタンを押し……という手順は、前に5MAで行った作業と同様です。
ただし、「5MA」ではなく「25MA」(25日移動平均線)を選び、次に系列を追加して、範囲を選択します。
なお、系列値の範囲指定はマウスドラッグ以外にも、行数を手入力する方法もあります。たとえば、最初の3行だけ選択すると、系列値の最後に、選択した最後の行番号が表示されますが、この数字を消して、「268」(いちばん下のデータが、ここでは268行目だと、既にわかっているため)と入れてもOKです。
横(項目)軸ラベルの設定でも先ほどと同様に、日付のデータ範囲を指定します。この範囲指定の際にも268行目を手入力すれば簡単です。
50日移動平均線(50MA)、75日移動平均線(75MA)でも同様に繰り返せば4本の移動平均線が表示されます。線に色をつける作業は、エクセルが前回の作業から類推して自動的に行ってくれます。
データの並びは、日付を入れるとエクセルが自動的に日付順に並べてくれます。そして、日付がない部分(土日祝日)は、間の日付を埋める機能が標準でついています。
そこで、土日祝日を無視して入力してある日付のとおり(営業日順)にデータを表示する場合に次の手順を行います。
<横軸(日付が表示された軸)上でクリックして選択し右クリック>
[軸の書式設定]で[データを基準に自動的に選択する]→「テキスト順」に変更。[ラベルの間隔]欄に[24]入力
これで日付が営業日順に並びます。ラベルの間隔は、[24]営業日に設定したのでだいたい1カ月おきに日付が現れています。
次にタイトルを入力したり、凡例の位置を変えたりしてみましょう。
メニュー欄で[レイアウト]を選択。[グラフタイトル]-[グラフの上]を選ぶ。[グラフタイトル]と表示された箇所をクリックして、「日経先物と移動平均」と上書きする。
<凡例をクリックで選択して右クリック>
[凡例の書式設定]-[凡例のオプション]で[凡例の位置]を[右]→[上]に変更。系列1~4は4本値なので、表示しなくてもいいならば、文字の部分をクリックで選択し「Delete」キーで削除します。以上で完成です。
エクセル2003を使って、ろうそく足のチャートと移動平均線を表示する方法について解説します。すでに4本値と移動平均線のデータがある状態からのチャート作成方法について説明を行います。
日付と4本値のデータ部分にマウスのカーソルを合わせていちばん上から下までドラッグし、範囲指定をします。
ここからが「グラフウィザード」による手順です。
[グラフウィザード]のボタン、もしくは、メニューバーの[挿入]-[グラフ]で、グラフウィザードを表示。
[グラフの種類]で[株価]から[ろうそく足]を選択し[次へ]。グラフのおおまかな形を確認した後、[次へ]。
[グラフオプション]の画面で「グラフタイトル」を「日経平均先物と移動平均線」と入力。
[軸]のタブでX軸を[自動]→[項目]に変更。こうすると、日付欄が土日を自動的に入れることなく、1行(1営業日)につき1目盛りにできます。
[凡例]の表示位置を指定。ここでは[右]→[上]に変更。これで[次へ]。
[グラフの作成場所]は、[新しいシート]を選んで[完了]。
完成したろうそく足に、移動平均線を追加していきます。
メニューバー[グラフ]-[データの追加]から、空欄右のボタンをクリック。スプレッドシートを選び、今回は5~75MAをタイトルからデータまですべて上から下まで範囲指定します。入力欄右のボタンをクリックし[OK]。
[形式を選択して貼り付け]の窓で、[先頭行を系列名として使用する]にチェックを入れる。[貼り付け方法][新しい系列]、[データ系列の向き][列]はそのまま選択して[OK]ボタンをクリックする。
すると、ろうそく足のチャートに移動平均線のデータが追加されます。ただし、移動平均線のデータはまだ折れ線グラフになっていません。そこで、移動平均線を第2軸に設定します。
その前に、ろうそく足のチャートを見やすくするために、縦軸の目盛りを次の手順で調節します。
<価格が書かれた縦軸の目盛りをダブルクリック>
[軸の書式設定]が開く。[目盛]タブを選択。[最小値]7500、[最大値]11500。[目盛間隔]500、[補助目盛間隔]250を入力し[OK]をクリック。
グラフのなだらかな曲線付近が移動平均線を示すと考えられます。その付近でクリックします。ビデオでは系列「75MA」という部分をクリックしており、表示が現れます。
<75MA線上で右クリック>
[データ系列の書式設定]を選択。現れた窓で[軸]タブを選び、[使用する軸]で[第2軸]にチェックを入れて[OK]。
同様にグラフのなだらかなラインをクリックして、選択されたら右クリックから第2軸に設定。これを4つの移動平均線すべてで設定します。さらに第2軸の目盛りを主軸にそろえます。
<第2軸(右側の軸)をダブルクリック>
入力する値は先ほどと同じ[最小値]7500、[最大値]11500、[目盛間隔]500。
線の種類は折れ線グラフが標準で選ばれています。変更したい場合は次の手順で行います。
<移動平均線をクリックで選択し、右クリック>
[データ系列の書式設定]-「パターン」タブで線の種類を選択。エクセル2007以降と同じにするならば[マーカー]を[自動]→[なし]に変更。その他、色の設定など行いお好みのパターンを選びます。
グラフの背景は現在グレーですが、変更できます。
<背景部分[プロットエリア]をクリックしてから右クリック>
[プロットエリアの書式設定]で[領域]のチェックを[自動]→[なし]に変更。これで背景が白いチャートになります。
日付の間隔も変更しておきます。
<日付の軸をクリックで選び右クリック>
[目盛]タブで[目盛ラベルの間隔]で25にすればだいたい1カ月おきに日付が表示されます。
テーマ | レベル | 動画の内容 | ||
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☆ | エクセル2007や2003でのグラフ機能を使い株価チャートを作ってみる。 ※移動平均付きローソク足を作る |
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