バランスファンドを活用した分散投資
長期での運用を考える際は、株式だけではなく、債券やREITなど複数の資産を対象とし、バランスが取れた運用を行うことも必要になります。ここでは、1つの商品で複数の資産に分散投資ができるバランスファンドを活用した投資方法を紹介します。
バランスファンドとは
バランスファンドとは、株式や債券など複数の資産(アセットクラス)を投資対象とするファンドのことをいい、資産複合型や複合資産型ファンドとも呼ばれます。商品内の組入比率(資産配分)を固定化しているタイプや、相場状況により商品内の組入比率を機動的に変更するタイプなどがあります。
バランスファンドのメリット
NISAは途中売却時の譲渡益が非課税になるメリットがある反面、売却した分の非課税枠の再利用ができないといったデメリットがあります。つまり、通常の証券口座(総合口座や一般口座)では市場環境に合わせて保有商品を入れ替えることができますが、NISA口座では入れ替えることができなくなっています。
バランスファンドを活用すれば、市場環境に応じて資産配分を変更してくれるリバランス機能により、同じ商品を保有し続けながら運用ができます。つまり、売却によって非課税枠が減少してしまうNISAに適した商品と言えます。