BRICsとは、ブラジル連邦共和国、ロシア、インド共和国、中華人民共和国の4カ国を「Brick(レンガ)」という単語をもじって作ったものです。
各国の頭文字を並べたものであり、これらの国々は今後の成長が期待される新興大国を意味しています。
発祥は2003年にアメリカのゴールドマン・サックス社が発行したレポートの中で初めて用いられ、これが広く一般的に使用されるようになりました。このレポートの中では、2050年にはこの各国がGDPにおいて、上位6カ国に入る可能性があるということが記載されています。
これらの4カ国に共通しているものとしては、広い国土と人口が多いことが特徴であり、さらに豊かな天然資源を保有していることから今後大きく成長すると注目されている国々です。なお、2011年から南アフリカ共和国もBRICsに加わったため、全て大文字の「BRICS」表記も使用されるようになりました。