17.サイコロジカル·ライン
オシレーター系指標の1つに、サイコロジカル・ラインがある。作成方法は非常に簡単で、電卓1つで十分である。サイコロジカル(psychological)とは、「心理的な」という意昧であり、市場心理を測って、売り買いの判断とする手段がサイコロジカル・ラインである。
基本的な考え方は、「上昇も下落もいつまでも続くものではない」というもので、具体的には、上げ続けた、あるいは下げ続けた日数で反転のタイミングを判断する。
計算の対象は12日間とするのが基本で、その式は表19-1の通り。見方も単純で、25%以下は下げ過ぎで反発が見込まれる。逆に75%以上なら上げ過ぎで反落が近いとする。
この数式は、RSIの計算式と同様であることが分かる。見方もRSIと同じでよい。つまり、70%以上は買われ過ぎ、30%以下は売られ過ぎの領域と見る。値動きとの逆行現象にも注目したい。