使い方 ベーシックガイド

第6章注文をしてみよう

SS注文の特長

「スピードショット(SS)注文」は岡三オンライン独自の注文画面であり、これまでも投資家の皆さまから高い評価をいただいています。特に、デイトレードなどアクティブに投資を行なっておられる方には非常に使いやすいといわれています。

一番の特長は売買板を見ながら直感的にすばやく注文を行うことができることです。指値の変更はドラック&ドロップ、取消しはクリック1回で行うことができます。表示設定や操作設定も細かく行うことができるので、自分好みの注文画面を作ることができます。
さらに、SS注文画面では価格帯別出来高なども表示できます。

SS注文画面の表示方法

(1)株式情報→取引で表示する。

SS注文画面の表示方法1

(2)株価ボードやランキングなどで任意の銘柄上で右クリックをする。

SS注文画面の表示方法2

SS注文画面

SS注文画面は特殊注文との連携も可能であり、クライアント型の逆指値、トレール、IFDONE、OCOなど多彩な注文が可能となっています。これらの特殊注文はSS注文画面あってこその拡張機能となっており、日本株の取引を強力にサポートする機能が搭載されています。

SS注文画面

SS注文画面の情報

表示項目の異なる 3つのパターンのSS注文画面を用意していますので、好みで使い分けていただくことが可能です。 また、表示項目は自由に設定することが可能です。

SS注文画面の情報

3つのパターンの画面の違いは、「価格帯別出来高」と「銘柄情報テーブル」の表示です。2つとも表示されている画面が「株式SS注文1」となり、2つとも表示されていない画面が「株式SS注文3」です。「株式SS注文2」は「銘柄情報テーブル」は表示されますが、「価格帯別出来高」は表示されません。

SS注文のポイント

(1)発注方法(買いの場合)
マウス操作のみで素早く発注することが可能です。売買板上で発注できるので、キーボードの打ち間違いなどによる発注ミスを防ぐことが可能です。

SS注文のポイント1

(2)注文の訂正・取消
指値の訂正はドラッグ&ドロップで素早く訂正可能です。取消も瞬時に行え、注文全てを一度に取消すことも可能です。

SS注文のポイント2

信用取引のSS注文

信用の場合も基本的に操作方法は同じです。大きな違いは最初に「信用」のタブを選ぶ必要があることだけです。もちろん、新規売からも始められますが、これはSS注文の機能というよりは信用取引の基本的な機能となります。

信用取引のSS注文

特殊注文で逆指値にチャレンジ

「逆指値注文」は「成行の場合、現在値が逆指値発動値を下回る、または上回ると成行注文を行います」。「指値の場合、現在値が逆指値発動値を下回る、または上回ると、指定したTick幅の指値注文を行います」。従って、成行の場合は発動条件が出現すればほぼ商いが成立します(その銘柄の流動性、注文量や板の状況によって成行でも商いが成立しない場合もあります)が、指値をした場合はこの限りではありません。

逆指値注文をロスカットでつかう

まず、株式を保有しており、ある水準でロスカットを入れたい場合は「逆指値注文」が有効です。

たとえば1,100円で株を買付した際、1,000円で売りの逆指値注文を出しておけば、相場下落時に1,000円で自動的に売却注文が執行されます。ザラ場中、常に株価のチェックをしていなくても自動的に損切り注文が執行されるため、損失を最小限に抑えることができます。また、裁量ではなかなか難しい損切りを自動的に行ってくれる点でも役立つといえます。

逆指値注文をロスカットでつかう
  • 即時条件達成域
    逆指値注文を発注した段階ですぐに注文が施行される価格帯のこと。 下図の場合、1,988円以上で売り注文を設定した場合を指します。
  • 逆指値条件域
    下図の場合、「~円以下になった場合、売る」という逆指値注文なので、現在値未満の価格帯域を指します。
即時条件達成域・逆指値条件域

たとえば、上記の例では現在値1,987円に対して、保有株(200株)の逆指値注文を1,980円で出しています。株価が1,981円以上の場合は何も起きませんが、1,980円以下になると成行の売注文が出ることになり、利益(損失)が確定します。この時重要なことは、間違っても1,988円以上の「即時条件達成域」をクリックしないことです。現在値が1,987円ですから、1,988円以上では条件を達成したことになるので即座に注文が施行されてしまいます。「確認省略」をしている場合はそのまま注文が通ってしまいますので十分注意してください。

発注方法は、上図赤枠内に条件を入力後、板上の価格をダブルクリックします。なお、注文訂正や取消は通常の操作と同じ方法でできます。

特殊注文でトレール注文にチャレンジ

「トレール注文」は一般的にはトレーリングストップ注文ともいわれ、保有株の利益を伸ばしながら大きな損失を防ぐための手段として活用できます。

トレール注文とは
買いの場合「現在値」と「トレール開始後最安値+Tick幅」もしくは、売りの場合「現在値」と「トレール開始後最高値-Tick幅」が交差したところで成行注文を出す注文方法です。
注文発注のイメージは下図の通りです。

トレール注文

保有している「現物株」(ここでは若干複雑になるので信用取引は考えない)に対して、「トレール注文」を出す場合について解説します。

まず、保有株をクリックし、数量を指定、トレール、即時開始、Tickを指定します。
下図は保有株200株を「トレール注文」5Tick下で即時開始した例です。

もし、このまま株価が下がれば1,963円で成行売が執行されます。
もし、株価が上昇して1,975円になれば、成行売は1,970円に上昇します。
つまり、最初の注文より7円分は利益が確保できるということです。株価はどこまで上昇するかは分からないので、損失を限定しながら利益を追求できることになります。

保有株200株を「トレール注文」5Tick下で即時開始した例

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