はじめてのFX ~外貨投資を始めてみよう~

ここでは、第1回目から第4回目までで解説してきたこと以外で、FX取引をはじめる前に知っておきたいことを解説していきます。
テレビや新聞で、1ドル「81.10~81.14」と報じられています。直感的に、「1米ドルが81円10銭から81円14銭の間で取引されている」と思われることが多いですが、この表示方法は別のことを意味しています。
株式の取引の際に、売値と買値の2つの値段が提示されていることはよく知られていますが、為替のレートも、売る時の値段(BIDレート)・買う時の値段(ASKレート)の2つの値段を同時に提示しています。これを2way priceといいます。
このことから先ほどの、 1 ドル「81.10~81.14」は、お客さまがドルを売る時の値段(BIDレート)が81.10円で、買う時の値段(ASKレート)が 81.14円という意味となります。

【雑学】
一般的に使われているのは、TTM(=Telegraphic Transfer Middle Rateの略)で、日本語では「公表仲値」や「電信仲値相場」と呼ばれる、お客さまが金融機関で外貨を売買する際の基準レートをもとにした為替レートとなります。
これは、金融機関の毎営業日の午前10時頃に発表されるもので、インターバンク市場の取引実勢レートを基準にして金融機関毎に決定されます。このレートは、その後余程大きな為替変動がない限り、その日一日の間適用されることになる(大きな為替変動があった場合には変更が行われることがあります)。
このTTMを基準として、お客さまの買値となるTTS(=Telegraphic Transfer Selling)、売値となるTTB(=Telegraphic Transfer Buying)が決定します。
買値がSellingで、売値がBuyingになりますので、お客さまからすると売り買いが逆転しているように見え、分かりにくくなっていますが、この為替レートは金融機関からお客さまに提示するレート、つまり金融機関がお客さまに対してどのような行動をとるか、ということを意味しています。
為替の見方について解説をしましたが、スプレッドとはBIDレートとASKレートの「価格差」のことです。先ほどの例で見ると、BIDレートは81.10円、ASKレートは81.14円ですので、スプレッドは「4銭(0.04円)」ということになります。
ちなみに、為替レートはBIDレート「81.105円」、ASKレート「81.114円」といったように小数点3桁表示が多くなってきており、このときのスプレッドは「0.9銭」となります。
一般的に、スプレッドが「0」に近いほど、「スプレッドが安い」と言われています。
当社が取り扱う岡三オンラインFX(くりっく365)と岡三アクティブFX(店頭FX)のスプレッドは以下のような基準となっています。
【岡三オンラインFX(くりっく365)】
| マーケット メイカー |
買気配 (数量) |
売気配 (数量) |
スプレッド |
|---|---|---|---|
| A社 | 85.47 (1,000) |
85.51 (1,000) |
4銭 |
| B社 | 85.45 (1,000) |
85.49 (1,500) |
4銭 |
| C社 | 85.44 (2,000) |
85.49 (1,000) |
5銭 |
| D社 | 85.47 (1,000) |
85.50 (2,000) |
3銭 |
| E社 | 85.46 (2,000) |
85.51 (2,000) |
6銭 |
| F社 | 85.45 (1,000) |
85.51 (1,000) |
6銭 |

| 「くりっく365」提示レート | ||
|---|---|---|
| 買気配(数量) | 売気配(数量) | スプレッド |
85.47 (2,000) |
85.49 (2,500) |
2銭 |
【岡三アクティブFX(店頭FX)】
| 通貨ペア | 呼び値の 最小変動 単位 |
スプレッド の目安 |
|
|---|---|---|---|
| 米ドル/円 | 0.001 | 0.5 | |
| ユーロ/円 | 0.001 | 0.9 | |
| 英ポンド/円 | 0.001 | 1.8 | |
| 豪ドル/円 | 0.001 | 1.2 | |
| ユーロ/米ドル | 0.00001 | 0.7 | |
| 英ポンド/米ドル | 0.00001 | 1.5 | |
| NZドル/円 | 0.001 | 1.8 | |
| 加ドル/円 | 0.001 | 2.4 | |
| スイスフラン/円 | 0.001 | 2.4 | |
| 南アフリカランド/円 | 0.001 | 3~8 | |
| シンガポールドル/円 | 0.001 | 5~9 | |
| 米ドル/加ドル | 0.00001 | 1.8 | |
| 米ドル/スイスフラン | 0.00001 | 1.8 | |
| ユーロ/英ポンド | 0.00001 | 1.4 | |
| ユーロ/スイスフラン | 0.00001 | 1.8 | |
| 英ポンド/スイスフラン | 0.00001 | 2.6 | |
| 豪ドル/米ドル | 0.00001 | 1.4 | |
| NZドル/米ドル | 0.00001 | 3~7 | |
FX取引は、少ない手元資金で大きな取引ができることから、大きな利益を得ることができる一方で、予想が外れた場合、大きな損失が発生する可能性があります。
ロスカットとは、相場の急変等による予期せぬ損失の拡大を防ぐために、一定額の損失が発生した時点で、強制的に決済を行い、損失を限定させる取引のことをいいます。
※ロスカットとは、損失を限定させるために行うものですが、為替市場の状況によっては、元本以上の損失発生の可能性がありますので、ご注意ください。

「一定額の損失が発生した時点で、強制的に決済を行う取引」ということですが、「一定額の損失が発生した時点」とは、有効比率が100%未満になった時点です。
有効比率が100%を下回る場合というのは、取引口座の有効証拠金の額が、必要証拠金の額を下回った時点となります。






















