次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2021年10月18日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】自動車関連株に注目

9月にはトヨタの大幅減産発表で揺れた自動車関連銘柄だが、ここへきて注目をして良い状況になってきている。15日発表の米国小売売上高では、自動車販売が好調に転じ、20日に決算発表を行うテスラはすでに9月の中国での出荷台数が過去最高としている。日本でもトヨタが、11月の減産幅を15%としたが、通期の生産台数の調整には動かなかった。そして、為替は114円台にドル高が進み、業績への影響に期待が生じ始めた。

そこで、下表では、自動車関連銘柄で為替感応度(36か月ドル円)が3.0以上の銘柄で、今期業績が好調と期待される銘柄を紹介しよう。

コード 銘柄 為替感応度 事業 終値(10/18) 注文画面
6995東海理化電機製作所3.2トヨタ系部品メーカー1,684
7202いすゞ自動車3.62トラック大手1,601
7211三菱自動車工業3.89日産傘下375
7220武蔵精密工業4.52ホンダ主力の部品メーカー2,190
7259アイシン3.42トヨタ系部品メーカー4,325
7261マツダ3.3779%が海外売上1,059
7272ヤマハ発動機3.37二輪で世界大手3,165

いすず、三菱自動車、マツダは、それぞれ良く知られる自動車メーカーだ。いすずはトラックの大手企業だが、今期はボルボから買収したトラック大手UDトラックス社の連結が始まり、業容が拡大する。三菱自動車は実質的に日産傘下に入ったが、EVなどの展開を強めそうだ。マツダは海外売上比率が高くなっていること、トヨタとの資本提携があることに注目したい。

【いすず(7202):日足の6カ月】

東海理化、アイシンはともにトヨタ系の部品メーカーで、東海理化はカーシェアのシステムで注目され、アイシンは来年4月に子会社と経営統合し、更なる効率化を目指すとされている。
武蔵精密は、2038年、政府目標より一回り早くカーボンニュートラルの実現を目指すなど環境対策に注力し、ヤマハ発動機は得意の二輪車がアジアを中心に急回復しそうだ。

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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