次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2021年10月04日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】経済再開を見据える飲食業界関連株に注目

現在、19都道府県で発令されている緊急事態宣言が、9月30日までの延長期間が終了すると同時に解除された。この動きを受け、株式市場では、経済再開関連銘柄が物色されている。緊急事態宣言によって大きな影響を受けている飲食業界もその代表的な存在だ。飲食業界では、勝ち組負け組が明確になり、勝ち組企業は、経済再開メリットがより大きい海外での展開をその成長ドライバーにしようとする動きも出ている。そこで、今回は、外食関連銘柄にスポットを当て、勝ち組企業と思われる銘柄を抽出してみた。

【注目される会食関連企業】

コード 銘柄 運営する主な店名 終値(10/4) 注文画面
2702日本マクドナルドホールディングスマクドナルド5,220現物買
2882イートアンドホールディングス大阪王将2,422現物買
3197すかいらーくホールディングスガスト1,635現物買
3397トリドールホールディングス丸亀製麵2,743現物買
3563FOOD & LIFE COMPANIESスシロー・京樽5,190現物買
7550ゼンショーホールディングスすきや2,722現物買

日本マクドナルドは、既存のドライブスルーや持ち帰りサービスに知名度があり、コロナ禍においても業績を伸ばし、今12月期の純利益を204億円から210億円へ上方修正をし、その強さを改めて示した。また、大阪王将を運営するイートアンドホールディングスは、外食部門は痛手を被ったが、冷凍食品が好調。コロナ禍が一足先に収まりつつあった上海で1号店を出し、さらに2号店の準備を行っている。
このように、コロナ禍による業務抑制指導が国内よりも先に緩和されている海外で、少しでも先んじて利益回復を狙う企業は、いくつか出ている。すかいらーくホールディングスも、別業態の米国1号店を開店した。今年公募増資で調達した資金で積極的な展開をしており、株価も公募価格の1495円を上回って推移している。

【すかいらーくホールディングス(2150):日足の6カ月】

丸亀製麺(うどん)のトリドールホールディングスも、国内では店舗を減少させている一方で、イギリスでの展開を開始し、成長力を維持しようとしている。スシローを運営するFOOD&LIFE COMPANIIESは、京樽を買収し、今期はその業績への寄与が現れてくる。同社も台湾、タイ、香港などに展開している。外食業界最大手のゼンショーホールディングスも、M&Aにさらに注力し、コロナ後の飲食業界でのシェアをさらに大きくしようとしている。同社が運営する「すきや」「はま寿司」は好調を維持しており、海外展開も積極的だ。

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

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