次の一手 ~市場の話題とテーマ~

2020年06月29日
岡三オンライン証券株式会社

【次の一手】ベトナム関連銘柄

ファーストリテイリングなど日本企業が多数進出するベトナムだが、昨年、米中貿易摩擦の激化によって、生産拠点をベトナムへ移す動きがさらに増加した。有名なところでは、任天堂が「スイッチ」の生産工場を中国からベトナムに移している。
このような中、ベトナムは2012年から8年間交渉をしてきたEUとのFTA(自由貿易協定)の締結を発表した。アジア新興国の多くは、自由貿易の推進による自国産業の衰退を恐れるあまり、巨大経済圏との関税廃止に及び腰になりがちだが、ベトナムは、自国の経済成長への強い意志を示したと言える。
新型コロナウイルスによる死者が出ていないことも、海外企業に大きな安心感を与えており、コロナ後の世界で急成長を遂げる可能性がある新興国の一つになりそうだ。

そこで、下表では、日系企業進出の加速に伴って需要が高まるであろう企業を挙げてみた。

遠隔診療関連銘柄

コード 銘柄 市場 事業内容 終値(6/29) 注文画面
4766ピーエイ東証2部人材派遣165
4968荒川化学工業東証1部製紙用薬剤1,237
6072地盤ネットホールディングス東証マザーズ地盤調査194
6440JUKI東証1部工業用ミシン543
6787メイコー東証JASDAQ
スタンダード
プリント基板1,350
8153モスフードサービス東証1部ハンバーガー3,030

日経企業によるベトナム進出のメリットを享受している企業は、業種別に挙げることが出来る。王子製紙やレンゴーなど大手製紙会社のベトナム進出で、製紙用薬剤をベトナムで生産する荒川化学工業は需要が増加している。また、ファーストリテイリングなどアパレル事業者の進出は、ミシンを現地で生産するJUKIにメリットを与えている。社員用住宅などの建設時には現地法人がある地盤ネットの地盤調査需要があり、社員採用時にはピーエイという東北北陸の求人情報企業がベトナムに進出している。
また、メイコーは、日系企業では無いが、サムスンのベトナム工場からの需要増があるほか、モスフードのように、小売り事業展開をしているケースもある。

【ピーエイ(4766):日足:6カ月】

執筆者

堀 篤(ほり あつし)

1962年10月27日生まれ 愛知県出身
日本証券アナリスト協会検定会員
1985年、野村證券(現野村ホールディングス)入社。1998年退社後、上場企業役員を2社勤め、2001年コンサルタント会社設立、独立系アナリストとして、有望企業を投資サイト・雑誌などで紹介している。
総合economicサイト、「サチとれ」を運営。
証券マン、上場企業役員、投資家、コンサルタント、アナリストという360度異なる方面の経験を活かした、独自の分析スタンスで中小型優良銘柄の発掘を行う。

注意事項

  • 本投資情報は、情報の提供のみを目的としており、取引の勧誘を目的としたものではありません。
  • 本投資情報の公開および各コンテンツの更新については、都合により予告なく休止、変更、削除する場合があります。
  • 本投資情報の掲載情報の正確性・妥当性等について、岡三オンライン証券およびその情報の提供者が一切保証するものではありません。ご投資の最終決定は、お客様ご自身の知識、経験、投資目的、資産状況等に適う範囲で、ご自身の判断と責任で行ってください。
  • 本投資情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一切責任を負いかねます。
  • 本投資情報は、いかなる目的であれ当社の許可なく転用・販売することを禁じます。
ページトップへ